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飲食店に全く行かなくなった

それはコロナがどうとかだからではない。
単に食いたいものがないのだ。
飲食店の料理というものは、客から金をもらう以上、「完成された料理」ということ。
しかし俺はそんな完成された料理に興味がなくなった。
今の俺は醤油をかけた目玉焼きにご飯だけとか、ご飯に納豆をかけて漬物を齧るだけとか、そういう地味で単純な食事に最も幸せを感じ、美味さを感じている。
それが店だとどうだ。
ハンバーグにライス、ポテトに人参、サラダにスープ、はたまた最後にはデザートがやってきて... 
いや、俺はもうそんな1から10まで完璧な、豪華絢爛な食事には興味がないんだ。
地味なのがいい。
そしてもっと究極に地味だが好きなものがある。
それはご飯に醤油をかけ、一味唐辛子をかけて混ぜただけのもの。
これがめちゃくちゃ美味い。
そんな素朴な何の手間もかかっていないものが、飲食店の立派な料理を凌駕しているのだ。
しかしそんな地味な料理は店では当然出せない。
「こんな料理で金取ってんじゃねー!」ってクレームが来るから。
卵かけご飯も大好きだ。
醤油をかけて食すのもいいが、おすすめはポン酢。
前にも書いたが、ポン酢の酸味と旨味がこれまた食欲を促す。
そして地味。地味は本当に最高だ。
地味ということは、注目すべき点が数多くは無いということ。
つまり注目出来る点は限られている。
一味唐辛子醤油掛けご飯なら、白米と醤油と一味唐辛子にしか注意がいかない。
それはつまり、その3つにしか意識がいかず、よって最大限に深くその3つのみを味わうことが出来るということなのだ。
これが先程のハンバーグ定食だったらどうだ。
肉も気になるしライスも気になる、ポテトも人参もサラダもスープも...どれもこれもどんな味か、気にする対象があまりに多過ぎて、食事に集中出来ない!
深く掘り下げて楽しむことが出来ない!
数が多ければ、それだけひとつの味を深く掘り下げることが薄っぺらくなってしまうのだ。
食事を美味しく感じる為には、そんな注目すべき点は少ない方がいい。
白米に醤油をかけるだけも美味い。
深く鋭く味わうべき点は白米と醤油だけだ。
たったの2点!いかに美味いかがビンビンに伝わってくる!
シンプルイズベスト!

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