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明日から使える超心理学!

みなさん、お久しぶりです、カンガエルです。ようやくレポート地獄も終わりそうなので一服がてら今日は書評を記事にしたいと思います。今日紹介する一冊は「身近にあふれる心理学が3時間でわかる本」です。それではいきましょう!

 突然ですが、皆さん心理学って聞いてどんな内容を思いつくでしょうか。「相手のうそを見抜く方法」とか「○○効果」とかだと思いますよね。僕もそういう心理学の知識大好きです。私事ですが大学で心理学の授業を受講したことが何度かあるのですがそのどれもが専門的で、心理学者の名前や心理学の歴史みたいなことを始めに勉強するんですね。「思ってたのとちゃうやんけ」と思ったのですが、この本はまさに僕含め皆さんの望んでいるような内容になっています。専門的な知識を必要せず、シンプルで読みやすい。さらにテレビや有名なネットで転がっているような情報は少なく学びを多く得られました。

 今日はそのなかで特に僕が使えるなーとか、知っておくと皆さんのためになるようなものを3つピックアップして話したいと思います。

1.衝動買い防止と集中力爆上げの方法
 みなさんよく買い物から帰ってきた後に袋やバッグから買った商品をとりだしてみると「あれ、何で買ったんだこれ」ってなった経験ありませんか。また、その時は良くても1か月もたてば友人にあげたり、メルカリに出品しちゃってるなんてことはないですか?もしかしたらそれは「自分が誘惑に弱い人間だから」とか「生まれつきこういう性格なんだ」なんて思う人もいるかもしれませんが、それらの衝動はコントロール可能なんです。
 これはテンプル大学のジョージアインスリーが提唱している衝動をコントロールする方法なのですが、なんとそれは「時間的・空間的距離をおく」ことです。実は人間の衝動は強烈こそすれ、長くは続きません。その性質を利用して衝動の対象を少しの間、遠ざけるのです。
 僕は実際、勉強机の上にいつでも糖分を摂取できるようにお菓子を入れたアルミ缶を置いていました。蓋を開けて置いておくとお菓子が目に入った時に中のチョコレートをニ、三個食べてしまうのですが、蓋を閉めているだけで中のお菓子が目に入らず、アルミ缶の中で腐りかけていたところまでいったという経験があります(笑)
 これを応用すればスマホを玄関において自分の部屋で作業することでスマホを触って一日ネットフリックスやYouTubeを見ることなく、めちゃくちゃ集中力を上げることが出来ます。「家では誘惑が多い!」なんて人はよくカフェやワーキングスペースに行きますよね。あれ実はめちゃくちゃ合理的なんです。ただし、仲の良い友だちと行っちゃうと失敗します(笑)

2.好感度を上げたいのならイラストを描け!?
 これはフランスの南ブリュターニュ大学のニコラス・ケーガンが行った実験で、カフェにやってきた客177名に対して、ある客には普通の伝票を、ある客には太陽のイラストが手書きされた伝票を客に渡します。そしてチップをくれる量に差は出るのかということを調べた結果、イラストを描いた伝票を渡した客は普通の伝票を渡した客よりも約2倍もチップをくれる可能性が高かったのです。またチップの有無だけじゃなくチップの額も大きかったのです。
 僕のアルバイト先には手伝いや何かを教えてくれた人にたいして感謝の気持ちをカードに書いて渡すという制度があります。もちろん強制ではありません。その中でも僕が印象に残っているのはやはり何かのイラストが描かれているモノでした。スターバックスへよくいかれる方ならわかると思いますがあのカップに描かれた店員のイラストははっきりとした効果があったのです。
 これをビジネスで応用するのなら、名刺にイラストを付け加える、POPに商品の価格や情報だけじゃなく、イラストを描いてみるなどが思いつきます。今あなたが片思い中の相手にLINEを送るときには絵文字や顔文字をつけるのが良いかも。

3.見知らぬ場所で役立つ!その土地が安全かどうか見極める方法!
  以前僕がテレビで見た内容は「マクドナルドの数が多ければ治安がいい」「コンビニのトイレに”ご自由にお使いください”と書かれていたら安全、”ご使用の際は一声お声ください”等の文言が書いてあれば、危ない地域」なんてことを見たことがあります。ただそれは本当かわかりません。
 しかし、ある研究から見知らぬ土地が安全かどうか見極めることが出来ます。結論から先に言うと「緑が多いかどうか」だったんです。なんかわかるような気がする!
実験の内容はこうです。イリノイ大学のフレンセス・クオという人が行った研究では大規模の公営地開発企画のために敷地の片側にはかなりの木々を植えていたのに対して、反対側にはコンクリートだらけという風な設計をしました。そしてその緑がたくさんある地区とコンクリートだらけの地区で犯罪発生率を調べてみると、なんと!コンクリートだらけの地区の方が盗難が48%、暴力事件が52%も多かったんです。人々が事件を起こすきっかけはほとんどがストレスによるものですから、緑にはストレスを軽減させる効果があるということも同時に言えます。
 もしもあなたが始めていくような場所、引っ越し先、旅行先のホテルなどの近くに緑がよくあるか見ておくとよいかもしれません。自分のストレスは軽減されますし、安全なので一石二鳥ですね。余談ですが部屋に置くものはあまり角ばったものを置くよりも角の丸まったものを置くとストレスが軽減されるようです。それは「自然には四角は存在しないから」だそうです。もともと自然で生活してきたからこそ身体は無意識に自然を求めているのですね。

 最後までご覧いただきありがとうございました。いかがだったでしょうか?この記事をご覧のあなたのような好奇心旺盛な方はもっと知りたい!なんて思ってくださるかと思います。この記事が面白かった、ためになったという方はスキ、そしてもっともっと学びたい!という方は是非フォローをお願いいたします!(相互フォローは基本はしていません。本当に僕の記事を見たいという方だけにみてほしいからです)それではまた!

真の問題は、機械が考えられるかではなく、人が考えられるかである
B.F.スキナー

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