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考える必要性

はじめに

人間は考える葦である

パスカルの名言ですが、意味的には、人間はそこらへんに生えている葦くらい弱い存在だけれど、「考える」ことができるから、葦よりも尊いという考えだそうです。


つまり、われわれ人間にとって、考えるというステップはとても重要なことだととらえられます。


他の生物に比べると、知識を用いて、思考し、言葉でその思考を他の人間にも伝播できることが人間の大きな強みです。


しかし、ここで他の生物との比較をしても、考えるというステップの重要性が分かりづらいと思ったので、

比較するのは人間同士。


人間にも物事を深く考える人、何も考えていない人がいると思います。


今回は、この正反対の人々を比較して、考えるというステップの重要性を僕なりにお話ししたいと思います。


考えるとは知識を増やすこと


考えるとは自分の中にある知識をつなぎ、新しい知識を生み出すものだととらえています。


例を出します。


狩猟採集くらいの時代、凶暴な動物というのは、言うまでもなく脅威だったはずです。

数人で相手をするならまだしも、寝ているうちに襲われてはひとたまりもありません。

人々は考えました。

どうしたら、動物の脅威にさらされず、安心して眠れるだろうか。


動物でも恐ろしいものからは逃げる、近づかない。 

恐ろしいものとは怖いもの、痛いものだ。

痛いもの、怖いものはなんだ?

火だ!!


これは完全に僕の憶測ですが、こういう風に頭の中にある知識を繋げ合わせて、火を焚いて寝るなどしていたのではないかと思います。


動物でも恐ろしいものからは逃げる、近づかないという知識

恐ろしいものとは怖いもの、痛いものという知識

痛いもの、怖いものは火という知識


この3つの知識を繋げて、新しい知識が生み出されました。


これが考えるという行為の本質だと思います。


もちろん、これくらいのこと、みんな考えられるよ!と思われると思いますが、ここで重要なのは、考えた数だけ新しい知識が増える可能性があるということです。


知は力なりという名言もあるように知識がある人の方が力があります。

この場合の力とは、幸せになる力だと思っています。


知識のおかげで仕事が、人間関係が、恋愛が、子育てが上手くいく。

それは幸せにつながっているはずです。


話がそれましたが、


今はインターネットで簡単に情報が手に入る時代であるがゆえに、考えるという習慣がない人達がいます。


せっかくインターネットで調べた情報も、考えず、そのまま受け取ってしまう。

そのままでは、ずっと点と点が頭の中に増えていくだけで調べたこと以上の知識が手に入りません。


考える人たちは、手に入れた情報をもとに自分の中の知識と組み合わせて新しい知識を生み出す。

点と点をつなぎ、それは線となり、新しい点を生む。


何か聞いたり、見たりして、手に入れた知識ではないから、その知識には意外性やオリジナリティがある。

そんなオリジナリティあふれる知識は、インターネットで手に入るどんな情報より貴重なはずです。


考えることは疲れます。

けど、人間に備え付けられた考えるという長所を活かしてこそ、人間として、人生を幸せにできると思うので、日常の小さな違和感を見逃さず、なぜ?を自分に問い続けることが重要だと思います。

考えすぎないほうがいい!!の真実

考えすぎないほうがいいとは、よく言ったものですが、僕はそれは嘘だと思っています。


なぜなら、考えすぎない方がいいと言っている成功した人たちはその分野について考え抜いた人達ではないかと思っているからです。


この場合の考えすぎないとは、直感に頼るということです。

考え抜いた人たちというのは、直感に優れていると感じます。


それはこれまで色々考え抜いてきて、その分野に対していろんな知識を持った脳が反射で反応するから直感=正解になるのだと僕は考えています。


僕たちの感覚というのは、絶対的に頭の中にある経験や知識に依存しています。

悪い予感がする。という漠然とした感覚には、自分の頭の中に同じようなシチュエーションで不遇になったことを脳が反射で合図しているからです。


つまり、直感とは考え抜かれた脳を持っている人だけが使って効果があるものです。

考えない方がいい、自分の直感に任せる!!
でうまくいく人は、それについて考えてきた人です。



だから、考えなくていいは適切でなはなく、


これまで考えてきたからもう考えなくてもいい

が本当の意味だと思います。


おわりに

今回は、考える重要性について、僕なりに考えました。


最近、読んだマンガにこんな言葉がありました。


どんな主義主張でも、最後に目指されるのは「幸福」のみ。幸福を目指さずに生きられる人はこの世にはいない。


この言葉からすれば、人間が生きる理由は、幸福のためと解することができます。


幸福を引き付けるのは、考えることはとても重要だととらえています。


それを肝に銘じて、僕はこれからも自分に疑問を問いかけて考えていきたいです。


最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

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