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閃輝暗点の話

前回の記事で閃輝暗点について少し触れましたが、もう少し詳しく自分の症状について書こうと思います。

閃輝とは視界にチカチカした光のようなものが出現する症状で、暗点とは視界の一部範囲のものが見えにくくなる症状です。
多くは視野の左右どちらかに現れます。
自分の場合は左側です。(左目ではなく、両目の左側です。)

原因は目ではなく脳にあり、視界の左側の情報は右脳が、右側は左脳が処理しているため、脳の片方の血流が悪くなると視界の片側に症状が出るようなのです。
自分の場合は持病のAVMが原因である可能性も十分あると思いますが、はっきりとは分かりません。

自分の症状だとまず暗点が出現することが多いので、出現した時点から何となくものの見えにくさを自覚します。やがて視野にチカチカしたモザイクのような模様が点滅しはじめ左側を覆います。
目を瞑ってもチカチカは消えません。
チカチカは30分~1時間程経つと徐々に視界の端に消えていきます。
暗点が出ずに、気づいたときにはチカチカが出ている場合もあります。

症状が出ている間はものが見えににくなります。
この見えにくさを言葉で表現するのは難しいです。
単純に全く見えないというのではなく、ものの存在は認識出来るが焦点が合わないような気持ち悪さを感じます。
視界の右側で見れば文字などの判別はなんとか出来ます。

閃輝暗点は偏頭痛の前兆として現れることが多いようで、自分も大抵は偏頭痛を併発します。
偏頭痛を予防するために、閃輝暗点の出現を自覚したらすぐに市販の頭痛薬を服用しています。

[参考]
閃輝暗点 - Wikipedia



閃輝暗点や偏頭痛の発症は場所や時間を選ばないので、いつ出現するか分かりません。仕事中や車の運転中など手の離せないような作業中に出てしまうと最悪なので、日常生活が非常に神経質になってしまいます。(運転などは自ずと控えめにならざるを得ません。)
頭痛薬や吐き気止めなどはいつも携帯するようになりました。

症状は数ヶ月出ないこともあれば、1日数回出ることもあります。
出やすい条件などは詳しく分かりませんが、個人的には首や肩のこりがひどかったり、目の疲れが溜まっていたりするときに多いような気がします。(医学的な関連は認められていないようです。)
光刺激も原因の可能性があります。太陽の激しい反射光や明るい電灯などの光源を直接見るのは避けるようにしています。

閃輝暗点や偏頭痛はてんかん発作の一種との説もあるそうなので、発症を抑えるために抗てんかん薬の服用を提案されたことがありますが、今のところ実際に処方されたことはないので効果があるのかは分かりません。(自分自身、てんかん発作の発症は脳波検査などを通して確認されていません。)

2019年7月15日 記

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