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未来をActuateする!?シカゴ大学AxLab訪問!

R&Dラボでは、様々な研究機関と共同研究を検討・実施しておりますが、その取り組みの一環として「シカゴ大学AxLab」を訪問してきました!

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正確には、シカゴ大学コンピューターサイエンス学部助教授 中垣拳先生が率いる研究室で、「Actuated Experience Lab」、略してAxLabです。

【原文より意訳】AxLab -- Actuated Experience Lab -- では、新しいユーザー体験をデザインするために、未来のインタラクティブ技術を発明し、具現化し、思索しています。私たちの研究は、インタラクションデザイン、ヒューマンコンピュータインタラクション、コンピュータサイエンス、エンジニアリングなどの領域を交差させ、Actuated Experience(駆動する体験)をビジョンに、未来の人間とコンピュータ/マシンの関係を構築します。

https://www.axlab.cs.uchicago.edu/about

中垣先生は、今年MITメディアラボを卒業し、新天地でAxLabを立ち上げた新進気鋭の研究者。2020年には日本版未来を創る35歳未満のイノベーター13人にも選ばれています!同時受賞者には落合陽一さんや成田悠輔の名前も。

そんな中垣先生の取り組みについてはこちらをご覧ください。

面白いですね!
新しい技術やデバイスによりActuateされる未来のメディア環境はどうなるのか?そこで提供されるコンテンツはどんなものになるのか?
我々R&Dラボでも研究していきたいテーマのひとつです!

シカゴ大学は街の中心部から車で20分ほど。ノーベル賞受賞者を100名輩出(世界最多!!)した超名門校で、オバマ大統領の出身校でもあります。

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小雨模様でしたが、笑顔で迎えてくれた中垣先生
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歴史を感じさせる建物

まずは図書館の中へ。

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発行してもらったゲストパス

キャンパス内は石造りの重厚な建物が多いですが、このようにモダンな建物もあり、歴史と最先端が同居している雰囲気です。
学生は黙々と勉強していました。この中にも将来のノーベル賞受賞者がいるかもしれません。私も同じ空気をたくさん吸っておきました。

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次はMADD (Media Art Data and Design) Centerへ。
まず目に入ったのは、Weston Game Labゲームの歴史や、新しいゲームのデザインの研究をする場所だそうです。中には様々なボードゲームやテレビゲームがありました。

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オープンエリアでゲームを楽しんでいる学生
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昔のテレビゲームの研究のため、ブラウン管テレビや、セガサターンやドリームキャストなど古い機材が並んでいました。新しいものをつくるために、しっかりと歴史を学ぶ環境もあるのが、アカデミックらしいです。

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セガサターン、ドリームキャスト、ゲームキューブ

こちらはHack Arts Labという、3Dプリンターやレーザーカッターなどが置かれているエリア。学生は自由に使えるようになっており、モノづくりのための環境が整っています。

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各セクションは3文字の略称がつけられておりました。
わかりやすくて良いですね。

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そしてコンピューターサイエンス学部へ。

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こちらがAxLabさんの研究室!

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窓はスイッチひとつで曇りガラスになります!
ここをスクリーンにしたり、外とのコミュニケーションの実験に使ったりと、これだけでも色々とアイデアが湧いてきそうな仕掛けです。
公開前の研究もあるため細かいご紹介は割愛しますが、これ以外にも様々なギミックが仕込まれており、面白い研究が生まれそうな環境になっていました!

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研究室の様子

・・・皆様、お気づきでしょうか



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こちらの黄色い物体、当社の誇るお天気キャラクター、そらジローです。実験のサポーターとして活躍してもらうため、シカゴの地に置いてまいりました。国際的な活躍を祈ります。
ちなみにそらジローは過去にNYの国連本部に訪れたこともあります。

・・戻りまして、研究室では最新の研究のデモを拝見。フィジカルなインタラクションを実際に体験させていただき、多くの学びがありました。

ちなみに、公開済のプロジェクトはこちらのウェブページから見ることができます。

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AxLabの皆様、ありがとうございました!

R&Dラボでは引き続き、国内外様々なパートナー様と、未来のメディア環境を想像し創造する様々な研究開発に取り組んでいきます!

日テレR&Dラボの活動や、共創・共同研究にご興味のある方は rd-lab@ntv.co.jp までお気軽にご連絡ください!