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#006ヘレディタリーとぼぎわん

ところで,ホラー映画が好きです。
なぜかと問われるとわからないのです。
でも,好きです。

さて,記憶を遡っていくと,
親戚の家で「ブロブ/宇宙からの不明物体」を金曜ロードショー(?)で
見た時の底知れない怖さを思い出します。
あの逃げようのないアメーバの襲来に恐れおののいたのです。
次に思い出すのは「学校の怪談(野村宏伸主演?)」です。
映画館に見にいった上,セガサターンのソフトまで購入しました。
なにか夏の冷やっとした涼しさをもたらしてくれました。

さて,今回は「ヘレディタリー」と「来る」について書きます。
ヘレディタリーは,#004で書いたミッドサマーの監督の作品で,
テーマや内容は必ずしも目新しいものではありませんが,
すごぉぉぉく嫌な気持ちにしてくれる映画です。
救われなさというか,なぜか自分まで追い詰められる感覚になります。
これはひとえに描き方であり,
焦点の当て方が斬新であったということだと思います。
最後は,なんか浮いてますけどね(笑)

そして,「来る」です。
これは,「ぼぎわんが、来る」というホラー小説の映画化です。
この作品に興味を持ったのは,
漫画家のやしろあずき先生が飛行機で途中まで見て,
続きがどうしても見たくなって飛行機内上映のためだけに
海外旅行をしたというエピソードで知ったのがきっかけです。

原作にはない霊能力者とバケモノの全面対決(?)は,
日本の映画としてはなかなかのスケールで描かれています。
柴田理恵がいい味だしています。
実は,この作品も人間の嫌なところに迫ってきます。
ヘレディタリーとの共通点をあげるとすると,
得体の知れない何かを描いてはいるのですが,
人間の弱さというか人間の業にぐいぐい踏み込んでくる感じです。

「来る」の場合は,ストーリーも内容も
霊能力者バトルの斬新さを前にして
2の次になってしまう程度のインパクトになってしまってますが,
「ヘレディタリー」は嫌な感じを引きずること間違いなしです。。。
最後は,なんか浮いてますけどね(笑)

正直,ホラー映画って手法等一通り出尽くしたと思っているのですが,
この2つの作品は,ホラー映画の新境地であり,
監督や原作者は落語で言うところの立川談志師匠(バンダナ)です。
落語にピンとこない方は,そのうち書くので楽しみにしていてください。

とまぁ,いろいろと書いてきましたが,
ファブリーズでもそれなりの除霊効果があるってことです(笑)
最後は,なんか浮いてますけどね(笑)

ノンフィクションとフィクションのボーダーラインっ!
(20200722作成記事)

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