鬱、眠剤、どうしようもない生活と命

精神疾患持ちで自殺未遂経験のある母から生まれた私は、例外なく人より繊細で苦しくなりやすい性格だった。

小学生のころからいわゆる生きづらさというものは感じ続け、十代も後半になるころには病名が付き薬物療法を始めていた。
小学五年生の時にはもう明確な集団生活、生きることへのしんどさを抱えていた記憶があるが、一体その前は死にたさやつらさって感じていなかったのだろうか。
もう覚えていない。

中学生のとき、ある日突然自分の容姿がすべて受け入れられなくなった。
そのまま転がるように内面否定を始め、そして自分の外見中身ともにすべてがこの世の誰よりも劣っているように感じるようになった。
ここで初めて死にたくなった。

それからというもの、今日に至るまで自分の否定、死にたさの感情をずっと抱え続けている。
受験をきっかけに不眠も悪化し、眠剤なしでは寝れなくなった。

運よく行動力だけは持ち合わせていたため、毎日毎日鉛のような体を無理やり動かして世の中に置いて行かれないように必死に生きる。
このおかげである程度の経験は人並みに積んだし、周りの評価は上々である。

ただ、ずっと苦しい。

ずっと苦しい。体が弱く一般的な量の四分の一しか薬が飲めないせいもあり、抗うつ薬も眠剤も思うような効果は得られない。

本当にずっと苦しい。寝れない。やっと眠りに入れても、寝ることに執着していて全く体の力が抜けていない。

薬が抜けるのもとても遅く、毎日午後まで眠る。

そして世の中においていかれるのが怖くてたくさん抱えた仕事を無理やりこ
なす。

苦しい、眠れない。休めない。


ずっとこうやってぐたぐた苦しい苦しい言いながらなんだかんだ生きてきてしまった。

ただ、最近死んだら全てから逃れられるのではないかという思考が頭から離れない。

苦しさ、これからも何十年と最悪な体で生きていけなければいけないということ。

私には背負えない。


苦しい


どうにか、なりますように

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