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もっと楽々コピペで立案!非効果的健康管理:慢性甲状腺炎(橋本病)の看護計画 ※甲状腺機能低下症


非効果的健康管理:慢性甲状腺炎(橋本病)の看護計画

<定義>
非効果的健康管理とは、疾患によって医療処置・症状の管理・身体機能の維持などを必要とする患者やその家族が必要な処置やケアを行う事が困難あるいは不十分であり、望む生活ができない状態を言う。

<「非効果的健康維持」と「非効的健康管理」の使い方の違い>
「非効果的健康維持」は喫煙、運動不足や過食・偏食などの不健康な生活習慣を変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。
「非効的健康管理」は疾患や健康管理に関する教育が必要な患者に使用する。

看護計画

疾患:慢性甲状腺炎(橋本病)
既往歴:
治療内容:

目標
自己管理に必要な知識や技術を習得できる
問題点に気づき対処できる
必要な支援を受けられる

O-P
1.検査データ
-血液検査(甲状腺機能):甲状腺ホルモン(T3、T4)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)抗体、甲状腺マイクロゾーム抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体、TPOAb、抗サイクログロブリン抗体(TgAb)
-細胞診
-甲状腺超音波検査
-血液検査(一般検査):血中コレステロール、CPK、Hb、Fe
-胸部レントゲン
-心電図
2.ADL・IADL
3.認知力、理解力
4.バイタルサイン
5.慢性甲状腺炎(橋本病)の症状の有無、程度
-びまん性の甲状腺腫(甲状腺の腫脹)
・前頚部の圧迫感
-精神機能の低下(抑うつ状態)
・無気力
・記憶力低下
・動作緩慢
・嗜眠傾向
-徐脈
-脱力感
-倦怠感
-易疲労感
-食欲低下
-便秘
-寒がり
-過多月経症
-ムコ多糖類の沈着による症状(粘液水腫による症状)
・全身:体重増加
・皮膚:眼瞼浮腫や下肢の浮腫
・舌:巨大舌(話しにくさ)
・声帯:嗄声、声が低くなる
・中耳:難聴
-発汗の減少
-毛髪の乾燥、脱毛
-皮膚乾燥
-皮膚の掻痒感
-カロチン血症(手足の裏が黄色)
-筋肉痛
-筋痙攣
6.合併症の有無
-無痛性甲状腺炎
-橋本病の急性増悪
-悪性リンパ腫
-骨粗鬆症
7.食事摂取量、食事内容
8.嗜好、偏食の有無
9.水分摂取量
10.水分出納バランス
11.体重、体重の変化
12.排尿状況
13.排便状況
14.安静度
15.活動量
16.睡眠状況
17.治療内容
-薬物療法
・甲状腺ホルモン製剤
-薬物治療における副作用の有無
・狭心症
・肝障害
18.服薬状況
19.服薬管理状況
20.疾患について誰にどの様に説明されているか
21.疾患、治療に対する受け止め方
22.疾患についての理解
23.治療についての理解
24.増悪因子についての理解(喫煙、精神的ストレス、出産など)
25.不安に思っていること
26.ストレスの有無、対処方法
27.セルフマネジメントの内容
-セルフマネジメントに対する理解度
-患者が行っている行動が正しいか
28.生活状況
-1日の過ごし方
-食生活(回数など)
-喫煙、飲酒の有無
-運動量、運動習慣
-自宅・地域の環境
-職業
-経済状況
29.家族のサポートの有無、状況
30.家族の知識、理解
31.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供

T-P
1.安心して過ごせる様に環境調整する
2.寒気や乾燥が緩和される様に室温や湿度を一定に保つ( ℃、 %)
3.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
4.患者の思い、不安に思っている事を傾聴する
5.共感的、受容的態度で話を傾聴する
6.意図的に声をかける等、話をする機会を設ける
7.抑うつ感が強い場合、専門科の受診を検討する(医師へ相談する)
8.医療者間で情報共有し、統一した態度で関わる
9.同じような体験を持つ患者と話ができる様に働きかける(ピアサポート)
10.倦怠感や脱力感が強い場合は安静を促す
11.倦怠感や脱力感に応じて必要な動作を介助する
・できる事は自身で行う様に声掛けする
・できない事は介助する
12.症状や状態に応じて以下のケアを選択する
-安静
-運動・機能訓練
・関節可動域訓練
・マッサージ
・筋力増強運動
・リハビリスタッフと連携し、患者に合わせた適切な運動が行える様に調整する
・ADL訓練
13.食事の内容を調整する
-食欲、栄養状態、体重や排便状況を考慮した食事内容
-ヨウ素を制限した食事内容
14.栄養指導を受けられる様に調整する
15.便秘に対するケアを行う
コピペでかんたん立案!便秘の看護計画を参照する

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