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積極的ひきこもり生活

 下の子が、基本パジャマで暮らしている。私はさすがに着替えているが、外に出ないので、子は…まあ良いか!と思っている。
 先週を振り返ると、七日間中五日パジャマ(内一日は下だけ着替えた)ではなかろうか。
 パジャマの日=一歩も外に出ていない。
 
 私は散歩が大好きだ。本当は、ほんの十五分でも外に出たい。ではなぜこんな事になっているかというと、積極的にひきこもっているからだ。

 一日は、家事と子どもの世話で終わる。大げさでなく、本当にそれだけで終わる。私は、この数日、夜中に起きだして、一、二時間読書する他は、本当にそれだけしかやっていない。
 
 先週、学校カウンセラーの先生に三度目の相談をしてきた。もう上の子の状態は落ち着いてきたので、周囲との摩擦についてはあまり気にならなくなった。ただ、学習面で書き取りが苦手だったり、文章を落ち着いて読むのが難しかったりするので、そうしたことが学校への苦手意識にならないように、引き続きフォローしていく必要がある。主にそういう内容の相談になってきた。
上の子は、健康面でも通院している症状が二つあって、毎日の薬が欠かせない。難病ではないけれど、それでも結構生活に影響はあり、ただ薬を飲ませればよいというだけではない、精神面での親のフォローが重要だ。

 そんな手がかかる上の子なので、発達の点で気になることがなく、そういう意味では手がかからない下の子は、自然後回しになる。とはいえ、三歳なので、イヤイヤ真っ盛りである。別々の対応が求められる二人の子を見ていると、ただ家事をしていただけのような一日だが、あっという間に終わってしまう。

 もちろん、本当は外に出たい。でも、今は子どもたちを最優先しようと思っている。だから、積極的ひきこもり生活である。子らのペースに合わせると外に出る暇がない。それでも、たまには用事で出れるのだから、プラスαで何かしようと思わないで、自分にも「やりたいのにできなかった…」みたいな自己肯定感の下がる過ごし方をさせないで、楽に暮らそうと思っている。
 
 最近、私もマイクラの腕を上げ、上の子とコンビニ、工場、飛行機(飛ばないが)を作った。子はたいそう喜んでいる。
 下の子は、最近の口ぐせが、どこで覚えたのか「ハッピー!」で、家族みんな揃って過ごせていれば基本幸せそうだ。

子どものためを思って、かつてはいろんな場に連れ出していたが、外の世界と距離をおき、こうして家から一歩も出ない積極的ひきこもり生活が必要な時期もある、と今はしみじみ思っている。
 それでも、先週はセブンイレブンにビリヤニを買いに行くくらいはできた。ビリヤニの存在を知ってから、どんな味なんだ?!と興味津々だったので、コンビニで手軽に試せて、便利な世の中に感謝した。
  ネットスーパーにも感謝している。三歳児を抱えながら(文字通り、腕に、である)買い物に出なくて済む。あらゆるサービスにひきこもり生活を支えてもらっている。

 そのうち、子らの成長とともに、外にも出やすくなるだろう。上の子も、前は死ぬほど外出を嫌がっていたのに、最近は割と出てくれる。一緒にレジャーに出かけれる日も、そのうち来るだろう。その日を夢見て、今は積極的ひきこもり生活だ。

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