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「ぬい」っていいます。

ぬい(nyui)といいます。LGBTQ+の当事者です。

体の性は女性、心の性は一応女性だけど中性より。
性的嗜好(好きになる性)は、たぶん女性。
LGBTQ+の括りで表現するなら、一応「レズビアン(lesbian)」ということになると思います。

この記事では、私の素性やパートナーとの関係についてざっくりと紹介します。


仕事は?

開業ほやほやの個人事業主です。
仕事の詳細については、お伝えできるようになったら紹介します。

いつかどこかで皆さんと一緒にお仕事ができる日が訪れることを楽しみにしています🙏🏻

パートナーは?出会いや馴れ初めは?

付き合って4年ほどになる彼女(同性パートナー)がいます。

年齢は私より11歳上で、公務員として働いています。沖縄出身の方で、Spindle+で出会いました。

彼女とは、Spindle+で出会って直接メッセージを送り合うようになり、その後メールアドレスとLINEの連絡先を交換して、1ヶ月ほど文面でのやり取りをした後に初めて会いました。
文面でのやり取りのきっかけも「お酒」や「おつまみ」のことだったので、初めて会う場所はもちろん「居酒屋」。
今でも、「2人が初めて会った居酒屋」として度々食事をさせてもらっています。

その後、一緒に星を観に行ったり、映画を観に行ったり、眼鏡を買うためのショッピングに付き合ってもらったりしながら仲が深まり、「酒」「温泉」「牡蠣」をテーマに一緒に佐賀に旅行に行くことに。

互いの忙しい仕事が少しひと段落したタイミングでの「ご褒美」として決行した1泊2日の弾丸旅行。
一緒に部屋の露天風呂に浸かりながらおしゃべりして、眠りにつく前にまたおしゃべりして、次の日の帰りのレンタカーや飛行機の中では手を繋いでいました(恥ずかしい)。

パートナーとの同居は?

出会った当初から彼女も私も一人暮らしをしていましたが、彼女の家(2LDKの賃貸)が広かったので、私が転がり込む形で毎日一緒に生活しています。

付き合って3年くらいまでは元々契約していた私の家(賃貸1K、私の前の職場に徒歩20分)を契約したまま私の住所は移動させていませんでした。1ヶ月に1回くらい彼女と一緒に掃除に行っていましたが、思い切って解約。
今は、なんだかんだで彼女の家に完全に転がり込むことに成功し、世帯は別ですが、同じ住所になりました。

私は学生の頃からパソコンを触ることが好きで、自分の家にもいつでもテレワークできるような仕様のデスクやチェアを整えているほどだったのですが、今はそのセットを彼女の家のリビングに置かせてもらって快適なパソコン環境を整えさせてもらっています。

家族へのカミングアウトは?

彼女は、現時点では親には一切伝えられない、と話していました。私も自分の家族に対して、どちらかというと安直に話せるような家族ではない、と感じています。

親へのカミングアウトは強いられて行うことでは無いですし、私も今時点で義務感に駆られて慌ててカミングアウトをする、ということは考えていませんでした。

ですが、ひょんなことをキッカケに、祖母と姉にカミングアウトすることができました。
正直、祖母には絶対に伝えられないだろうなと思っていたので、祖母に伝えられたことで私はもう親には伝えられなくてもいいかーとまで思っています。
姉は、家族の中でも一番話しやすい関係だったので、いつか言おうと思ってはいましたが、祖母にカミングアウトできたので、思い切りがついてふとした日に話してしまいました。

祖母にカミングアウトしたエピソードについては、またどこかで伝えさせてください。

でも、やはり、親にはまだ言えそうにないです。

これは私自身だけの話ですが、「私がこの生活・生き方に対して自信を持てるようになったら、カミングアウトしよう」と思っています。
親にとって、自分の価値観に当てはめて進ませたい自分の娘の人生理想像があると感じるのですが、申し訳ないことに私はその理想像通りの人生にすることは出来なさそうです。なので、その代替案として実際に成功している娘の様子を見せた上で「心配なことはもう無いから、否定する理由もない」という風に腑に落ちてもらうことが、親にとっても私にとっても一番良い方法かなと考えています。

同性カップルだけど、子どもを持てるの?

私は、子どもが欲しいと考えています。彼女と出会う前までは「自分が産んだ子ども」でなくても良いと考えていて、その大きな理由として「妊娠して子どもを産むことでの身体の変化が怖い」と思っていました。

なので、仕事もバリバリ頑張る期の終盤に差し掛かる前の40歳ころに「里子」をもらえたらいいな、と思っていました。ですが、彼女と一緒に生きることをイメージすると、私が40歳の頃、彼女は50歳…。その頃に里子をもらえても、一緒に子育てできる体力も時間も多くないんだろうな…と思うと、今すぐにでも子育てを始めたい、と考えるようになりました。

同性カップルで「里子」は難しい。

ですが、今の日本で同性カップルとして里子をもらって育てることは非常に難しいことです。2人の収入を合計した収入は「世帯収入」として見てもらえないため、結局のところ1人の収入で里子の受け入れが可能かどうかが審議されます。また、ただでさえ「シングルマザー」として子ども産み育てる家庭への支援の制度があるほどなのに、そのような家庭を積極的に増やすような活動は推奨されません。

「男女のカップルや夫婦でできた子どもなら、法に守られながら人生を過ごせるのに。」と感じることも多々あります。いずれにせよ、私たち同性カップルは「法律で認められていない/守られていない関係」なんですよね。

子どもを持つことは一旦保留。でも、積極的に情報集め中。

このような理由から、今は子どもを持つということについて考えるのは少し保留にしています。同時に、「私が自分で妊娠して子どもを産む」ということに対して積極的な気持ちになれたらいいのに、と思いながら、レズビアンカップルで子育てをしている先輩ママさんの情報に積極的に触れています。

ですが、今の世界情勢や気候変動、日本の経済状況を見ていると、これから40年くらいをどうやって生きていこうと既に大人の私たちでさえ悩んでいるのに、その先さらに70年ほどの生き方を悩んだり困難を解決するのに大変苦労するだろう世代に、新しい命を産み出して良いのか、という葛藤もあります。

こればっかりは、うーん、難しいですね。

これからの人生計画は?

彼女は沖縄出身で、ご実家も今の家から車で30分ほどの距離にあります。私は飛行機でないと実家には帰れない距離です。
特に「この地域で生活したい」という強い要望はありませんが、私自身、沖縄での生活を非常に気に入っているので、きっとこのまま2人で沖縄で生活していくんだろうな、と思っています。

これから彼女と一緒に生活していく中でやりたいこと、実現したいこととしては、

  • 「レズビアン家族計画」に対する情報収集と情報交換、交流する場づくり

  • キャンプたくさんやりたい

  • 雇われの身で居続けなくても生活できる暮らし

  • 庭付きの家か大きなバルコニーのついたマンションを買う

  • (私だけかもしれないけど)フォトウェディング

  • というか、まず、彼女と一緒に永遠の愛を誓う(プロポーズ)

です。子どもについては、これからもいろんな情報を集めながら、もうしばらく悩んでいきます。

最後に

私の素性やパートナーとの関係についてざっくりと紹介しました。これから、少しずついろんな場所での活動を具体化しようと思い、その皮切りとして今の自分の状況についてまとめてみました。

これからよろしくお願いします。

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