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冷たさと愛と。

僕はずっと自分のことを冷たい人間だと思っていた。人に近づこうともしない。近づかれても上辺だけの会話で終わってしまう。なのに、心のどこかで、いつも誰かを、居場所を、求めていた。そんな自分が嫌で嫌で仕方なかった。

誰かを傷つけること。誰かに傷つけられること。なんでこんな些細なことを気にしてしまうのだろうか。なんで..なんで..。考えれば考えるほど、自分の心の塊が大きくなるばかり。心の塊が爆発してしまえばいいのに..そんなことさえ思ってしまうこともあった。なんて僕は冷たい人間なんだ。

それとも、自分で自分をその状況に追いやっているのではないか。自分が被害者だと言い聞かせているだけなのではないか。自ら光の見えないトンネルに入っているだけなのではないか。そこにいれば、いつか誰かが手を差し伸べてくれると信じているのではないか。

なぜ人は誰かに期待してしまうのだろうか。いや、誰かというよりも神に期待しているのかもしれない。

.....こういうことが急に頭に浮かんできてしまう、外に出そうとしてしまう、僕は一体何がしたいんだ。.....

でも、そんな僕でも気づいたことがある。

自分のことも他者のことも、何にもわからない。でも分からないなりに、分かろうとしているということ。

.....やっぱりいくら書いても分からない。でも分かろうとしてる。.....

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