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子育ては簡単で楽なことだからやりたがるの?

映画「ミステリと言う勿れ」見ました?

おおかみはまだ見ていません。TVシリーズは見てたので、期待大なんだけど、映画館に出かけるという文化がおおかみには無いのです

理由はかんたん、涙もろいから

映画、すぐ泣きます
テレビ、すぐ泣きます
「ちりとてちん」は1週間で5回は泣き、目をはらして出社してました
DVDで見返しても、同じシーンで同じだけ泣けます

これはもう、特殊技能なのです

映画館では落ち着いて号泣できないので、大抵の場合、1年後にTVで見ます
「ミステリと言う勿れ」も1日にも早くTVでON AIRして欲しいものです

…でも、気になる。気になっていたら、次の記事が目に留まりました

映画では、整くんが「女の幸せ」を語っているそうではありませんか!


…という訳で、さっそく、漫画を見てみました

”女の幸せ”とかにもだまされちゃダメです
それを言い出したのは、多分おじさんだと思うから

「ミステリと言う勿れ」第3巻から引用

なるほど

でも…おばさんかも知れないよね
女の敵は女とも言うし
「自分がこーだったから、あんたもこー」って話は良くあるし

そして、このフレーズの直前に、こんなセリフがある

もし家にいて家事と子育てをすることが、本当に簡単で楽なことだったら
もっと男性がやりたがるとおもう

ミステリと言う勿れ」第3巻から引用

そう!男性もやりたいのだよ!
少なくとも、やりたくてやりたくて仕方ない男性が1人はここにいたのだよ♬


しかし、次の行であっさり却下される

でも実際はそうじゃない
ということは、男性にとってしたくない、できないことなんです

ミステリと言う勿れ」第3巻から引用

確かに「実際はそうじゃない」
おおかみには、それが不思議で不思議でしかたない

おそらくは「女の幸せ」と同じで、「男は甲斐性」の呪いがあるのだと、おおかみは見ている

「男は甲斐性」は誰が言い出したのだろう?
これもおじさんか?

おじさんでも、おばさんでも良いけど、結局は自分がそふいふ目にあったから、おまえらも同じようにしろよ!っていう人が言い出したように思ふ


現状を見ると、何らかの理由があって

「男性にとってできないことなんです」

は事実だと思うんだけど、

「男性にとってしたくないことなんです」

はホンマかいな?

「女の幸せ」と同じように「男の甲斐性」に呪われてるだけなんじゃあないのかな

整くんはおじさんにキツいなぁ、女の子にはやさしいのに…


で、整くんの台詞でおおかみが一番ひっかかったのはここだ

家事と子育てをすることが、本当に簡単で楽なことだったら
もっと男性がやりたがるとおもう

わかりやすさのために、ちょっと文面に細工した

家事と子育て、楽しんでる人もいるし、つらい思いをしてる人もいる
やりたい人もいるし、やりたくない人もいる

けれども、やりたい人は決して
「簡単で楽なことだから」
やりたがってる訳じゃあないと思ふ

整くんのここの理屈に一番ひっかかった


らくたのしいは、常に同じじゃない

人によっても、場合によっても違う

おおかみは高校時代、バリバリの体育会系
ママぶたは生まれてからずっと文科系

体力的にキツくなってきたとき、おおかみは思わず笑っちゃう
笑いながら走るおおかみ。かなりブッキーだけど

一方のママぶた。キツくなると、もうこの世の終わりのような顔になる
下手に話しかけようものなら、逆切れされるくらい…

普段はママぶたのほうがずっと、10000倍くらい温和なのよ
でも、体力的に削られると立場が逆転する

そう、運動系に関して言えば、おおかみにとって

キツイ≒楽しい

こともある。頑張った後の気持ちよさ、ランナーズハイを知ってるから

でもママぶたにとって、体を使うことに関しては

らく=楽しい

な訳で、これはもう人によって異なるとしか言いようがない

メンタル的なことになると、ママぶたのほうが強かったりする
だから、どんなとき、どんな人でも

らく=楽しい=やりたい

という訳じゃない

そこで子育てです
こいつは体力的にもメンタル的にもらくってことはないよね

だけど、楽しいと思って、こどもが欲しい、子育てがしたいという人はいる
確かにいる


上の台詞は、さらに以下のように続きます

なのになんで
女性にとって楽なことだと思うんだろう

「ミステリと言う勿れ」第3巻から引用

整くん、おじさんにチョー厳しいっすね…

おおかみは、男性も決して”楽なこと”だと思ってる訳じゃあないと思ふ
男性は「男の甲斐性」の呪い
女性は「女の幸せ」の呪い
にかかっているだけで、そこから深く考えていないだけじゃないかな?

家事も子育ても、ついでに言えば仕事もらくじゃあない
けれどもそれを楽しいと思う人、楽しめる人がいる

子育ては決してらくじゃあない、けれど楽しい
笑っちゃうくらい楽しい

…とおおかみは感じた
これも人により違うんだろうけど

整くんが結婚して、こどもを授かって、育てて
何十年後かにどんなことを話すのか…楽しみです


整くんはこの会話の最後をこう結んでいます

世の中に残ってる言葉は
おじさんが言ったものがほとんどで
そこには趣味と都合が隠されている
自分の中から出てきた言葉を使ってください

「ミステリと言う勿れ」第3巻から引用

2行目はおじさんに厳しいけど…
でも、その通りです

「女の幸せ」とか「男の甲斐性」とか、誰かの趣味や都合で語られた呪文に縛られることなく、自分の中から出てきた言葉で自分の生活を語れると良いなぁ

そのほうが幸ちゃんは絶対にうれしい子供は絶対にうれしいです

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