ありがたい、重症患者の生配信in病室

こんばんは。

今日は、病院から連絡があり、急遽、父のオンライン面会をすることになりました。

面会といっても集中治療室にいるので、看護師さんがスマホを顔を向けてくれる、生配信のような感じです。

現在は、いろいろな管が身体につながれている状態で、意識はありますが、会話はほとんどできません。

人間は、耳だけは最後まで機能する器官と聞いたことがあり、それは本当だなと思いました。
意識のレベルには、いくつか段階があると思います。

レベル1相手からの言葉は聞こえるが、反応が難しい
レベル2相手からの言葉は聞こえるが、反応ができる
レベル3相手からの言葉は聞こえて、ゆっくり回答できる
レベル4相手からの言葉は聞こえて、普通に会話ができる

現在の、父の段階は、レベル2だと思います。
会話は難しいですが、こちらからの言葉を理解できて、反応はできました。ただ、身体を動かしたり、すごく小さな声で「はい」というような感じですが。

もちろん、いまだ回復を期待しています。

これからは、できる限り毎日、声をかけることができるそうです。
医師・看護師さんのケアに、感謝しています。

迷惑だと、認識していますが、私のわがままで、最近は私の周りの友人や仕事関係の人で、人間関係のできている人に、現状について話しています。
皆、嫌がらずに話を聞いてくれて、本当に優しい人が周りにいるなと思いました。甘えてばかりはいられませんので、仕事や他の方法で貢献したいと思います。

私は、20代、30代にうつ病や、パニック障害、強迫性障害を経験しています。パニック障害は、医師の診断で言われていますが、他の症状は、自分で文献を調査し、当事者として判断したものです。

そのため、心の仕組みについては、人並み以上に関心を持ち、研究してきました。「どうして、こんなに、心が弱くなってしまったのだろうか」「生きるのが大変だな」など。常日頃、思いながら、それでも解決方法はないかと、文献を読みあさりました。

結局、自分の心の平静を保つ確実な方法は見つかりませんでしたが、いくつか発見はありました。

それは、「自分の感情と向き合うこと」「同じような感情を体験している人の事例を読むこと」です。

最近読んでいるのは、
・「死」が教えてくれた幸せの本質
・死ぬときに後悔しない生き方
・死の壁

書いてみて、笑ってしまいますが、「死」について、
いろいろ自分は学びたいのだなと、思いました。

まだ全部は読んではいませんが、分かったことは、
「今、生きていることがありがたい」
これに尽きると思います。

よく考えると、この瞬間から100年後には、現在、生きている人はほぼいなくなります。そうすると、「なんだ、生物というのは、タイミングと、順番だけ」じゃないかと、いえます。

養老孟司先生の、言葉で素敵だなというものがありました。
「現代人は、生まれは病院で、死ぬときも病院。だとしたら、生きるとは、仮退院じゃないか」

養老先生の『生活の知恵』youtube

今日は、雑多な文章になってしまいました。

本日も、お読みくださりありがとうございます。


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