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写真のデータ化→防災対策&断捨離

実家にあった膨大な量の写真を整理した。
5000枚くらいはあったと思う。

とは言っても捨てるのはさすがに躊躇われる。
今回はパソコンにデータ化して取り込み、クラウドにあげて、実際の写真はダンボールに入れてしまっておくことにした。
それじゃ断捨離になってないじゃんという感じもするが、昔ながらの嵩張るアルバムに何冊もあったものが、小さい段ボール1箱になったのでいいということにする。
アルバムは一等地に場所をとっていたが、段ボールは天袋にいれた。

写真は大事だ。
世の中のいろいろなものは無くしたり壊れたりしても、買い直したり修理したりできるが、写真は失ってしまうとどうしようもないものの一つだ。
もう戻ってこない。
思い出はもちろん自分の中に残っているが、人間の記憶はそこまで良くない。
どんどん忘れてしまうことを留めておくためにも写真は大切にしたい。

写真のデータ化は、正直とても面倒だった。
お金を出せば業者にお願いできるが、それなりの金額がかかる。
何万円も何十万円もそこにかけるのは難しかったので、私は自分でやった。
やっぱり、すごく大変だった。

それでもやろうと思ったのは、最近災害が多いからだ。
毎年1年に1度以上の頻度で、どこかでなんらかの大きな災害がある。
地震、台風、増水、土砂崩れ、火事。
私も以前に比べると、防災用品のチェックなどを定期的にちゃんとするようになった。
写真をデータ化しておくのも、そういった防災対策の一環だ。

水に浸かってしまったり、燃えてしまったり、なくなってしまったり。
そうなっても思い出を残しておきたい。
いざ災害に直面した時、もちろん命を守ることが最優先だ。
そしてその後、生活を立て直すのが第一になるだろうと思う。
でも生活が落ち着いた後に、支えになるものが欲しい。
そのためにも、手間はかかるけれど、写真を安全なところに逃しておきたかった。

実際にやったのは、
①たくさんのアルバムから写真を剥がして、年代順に並べる。
(うまく剥がれない時はドライヤーで軽く温めながら慎重に剥がすといい)
②スキャンしてデータにする。
③家族用のグーグルアカウントを作り、グーグルドライブにアップロードする。
④家族全員の携帯電話にアプリを入れてログイン、家族の誰でもいつでも見れるようにする。

やってみて、①と②がすごく大変だった。
なんせ5000枚くらいあったのだ。

使ったスキャナーはこれだ(広告ではありません)
このスキャナーは、上から一枚ずつ入れていくとスキャンしてくれると言うもの。
読み取りのスピードは速くてスムーズ。
コピー機のように何枚もセットして勝手に読み取ったりはしてくれないが、一枚ずつ読み取りが傾いたりしてないか確認をしつつ作業できるのでこれにした。
読み取りの順番が後でそのままグーグルドライブの表示順になるので、ちゃんと年代順に読み取らせたかったのだ。
私はガジェットに詳しくないので、簡単に使えてよかった。
ちなみに綺麗に使って、メルカリで2万円超で売却したので、費用はかなり抑えられた。

やってみて、防災や断捨離以外に良かったことがある。
家族で話ができることだ。
写真の中には、祖母の幼少期の写真や、父母の若い頃デートしてる写真、私たち子供(3人)の成長記録などがあった。
普段なかなか話をしないような昔のことについて思い出話ができたのはとても良かった。

また昔の話が出た時に、そういう写真あった気がする、とすぐ探せるのもいい。
自分でやったことの良さはそれかなと思う。
手間はかかるけれど、全部に目を通しているので、記憶に残る。
業者に頼んでしまうと、出来上がったのを軽く目は通すにしても記憶にはそこまで残らない気がする。
データ化してグーグルドライブにあげているので、探したい時にもすぐ探せるし、家族にすぐシェアすることもできる。

結果、自分でデータ化してよかった。
これで起こってほしくない災害がもし起こってしまってもその点については安心だ。
愛知県民としてはいつ南海トラフ地震がくるか怯えるばかり。
それに、家族の時間というとても大きな副産物があったので大満足だ。


今日は毎日投稿44日目でした。

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