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街のために、オブロスコーヒーがやってみたいこと

初めまして、福島県郡山市でオブロスコーヒーというお店をしております、兄の荻野夢紘(オギノユメヒロ)といいます。
お店は兄弟2人で運営しています。兄が店舗運営を、弟は焙煎業務をしています。
お店は最近8年目を迎えたところです。

左が兄、右が弟です

実は4年ほど前にもnoteを使っていたのですが、頭の中を整理しつつ、文章をまとめるためにも、心機一転してまた再スタートしたいと思います。
OBROSを始めた経緯などは、複数のメディアで取り上げていただいた記事があるので、ここでは割愛します。もしお時間があればご覧いただければ幸いです。

Typica様
https://typica.jp/narratives/roasters/obros-coffee/

Replan様
https://www.replan.ne.jp/articles/26562/

Square様
https://squareup.com/jp/ja/townsquare/stores-obros-coffee-second

Kalita様
https://www.and-kalita.com/specials/obroscoffeeandkalita

このnoteでは、主に兄目線で書いていきます。

オブロスコーヒーでは、年末年始や周年のタイミングでInstagramライブをするのですが、その時の何気ない一言"街のためのオブロスになりたい"からすべてははじまります。

ライブが終わってから、ずっと街のためにオブロスができることは何だろう?と思い巡らしていました。

オブロスの近くには美しい公園も

思えばお店がスタートしてから、街のことを全く考えていなかったわけではありません。
オブロスがあるからあの街へ行こうと思っていただけたり、ずっと昔からこの街で商いをしている方との繋がりが多少あったので、自分なりに”街に馴染んでいる”と思っていたからかもしれません。

それでも、やっぱり日常的に来るにはハードルの高いお店ですし、わざわざ足を運んでいただけるお店になりたいという気持ちもありました。

そこで、僕なりに「街」と「日常」を再定義してみることにしました。

街:半径200-300mで住む方や働く方が居るエリア
日常:きっかけがあったら動くことではなく、生活に馴染んでいる状態

昔思っていた「街」はもっと広かった(おそらく郡山市全体)と思うし、「日常」は"今日もオブロスに行ってみよう"というニュアンスだったかもしれません。
そこを再定義することによって、グッと明瞭度が上がりました。

再定義を踏まえてまず取り掛かったのは、7周年を迎えることができたお礼を兼ねて近隣の企業や事業所へ無料でコーヒーを振る舞うことにしました。
ドリンクやコーヒーバッグなど様々な形ではありますがおおよそ500-600杯程を直接届けました。

驚いたのは、近隣の方のほどんどの方がオブロスに行ったことがないという事実でした。
「お店の名前を聞いたことはある、知っている」
けれど僕たちが扱うような浅煎りで、フルーティーで、といった”コーヒーの特徴”以前に、”日常の選択肢から外れている”という現実でした。

一方で、今回のコーヒーの振る舞いはとても喜んでくださり、それからお店に来店してくださったり、興味を持っていただくことが格段に増えたのです。
改めて、僕としてはまだやらなければいけないことがあるという気付きにもなりました。
7年を経てオブロスが"街に寄り添う"ことを潜在的に意識したきっかけでした。

コーヒー1杯のためにわざわざ行きたいお店に選んでいただくことも大切だけれど、それと同じくらい毎日行きたくなる”日常に寄り添ったコーヒーショップ”でもありたい。

改めて先ほどの再定義に戻りました。

街:半径200-300mで住む方や働く方が居るエリア
日常:きっかけがあったら動くことではなく、生活に馴染んでいる状態

街のために、日常に寄り添うために。
OBROSなりに行き着いた答えは、朝早くからお店を開けることでした。
しかも、毎日寄れるくらい気軽な価格で。
良いコーヒーを手頃な価格で届ける方法は、7年かけて培ってきたレシピの引き出しや電卓を叩けば実現できます。

素材が良ければ、あとは引き出すだけ

それでは具体的にここからどうしていくのか?
やることは決まったけれど、まだ課題が残っています。
つづきは、次の記事で。


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