OBROSのゴールはどこか?
"オブロスらしさ"という言葉をたまに使います。
それは兄弟間の中で何か物事を決定するときや、お客様に持っていただきたいイメージを端的に表したものです。
これまで大小様々な失敗をしてこれたからこそ、指針が必要だという気づきがあり、頭の中にあったものを言語化したのが、約4年前でした。
それから環境も変化したり、やることも明確になってからは自然と"スタイル"となって定着してきました。
今改めて資料を見返しつつ、より良くしたものをnoteでも共有したいと思います。
OBROSを表す3つの指針
意思決定する上で、コンセプト1つでは表現できないというところから
コンセプト・フィロソフィー・ビジョン
という3つの指針を作りました。
この3つは、それぞれに役割や意味が異なりますが密接に関わっており意思決定の際にはこれらがバランスよく成り立っている必要があります。
”コーヒーを売る”ではなく、オブロスコーヒーとしてどんなものを選択するか、という意思決定や、その決定がオブロスコーヒーに関わる人たちの暮らしにどんな変化をもたらすか。
そういった考え方でオブロスコーヒー を作り上げていきます。
1.コンセプト/Concept
OBROS COFFEEにとって、核となるもの、テーマ
OBROS COFFEEへ訪れるたびに、ゲストが「思いがけない出逢い」を体験できる
オブロスコーヒー の魅力は、今まで味わったことのない五感やその他の複雑な感覚要素を、シンプルに味わえること。そのような感覚は、1度で全て感じることは難しいが、回を重ねるごとに新しい発見と魅力を感じていくことができる。それはコーヒーだけでなく、ゲストが来店してから退店するまでの全ての工程から感じること。むしろ、オブロスコーヒーという存在を知った瞬間から、感覚体験は始まらなければならない。
2.フィロソフィー/Philosophy
OBROS COFFEEがもつ、価値観や人生観
シンプルで、洗練された心地よさ
フィロソフィーは、「オブロスコーヒー らしさ」に大きく影響します。シンプルというのは、無駄をなくすというよりは、本当に大事なものを選択するということです。良くないものを無くすというよりは「最高の、感覚的体験」になるのはどれか、という選択です。そういった、より良いものを選択していった先が、洗練された、につながります。
より本質的なものを選びます。
3.ビジョン/Vision
OBROS COFFEEが、将来あるべき姿
本来の価値を下げず、 敷居を下げる
オブロスコーヒー で提供される、本質的に「良いもの」を、良いまま提供すること。ですが、その良さが伝わらなければ意味がないのと同じです。
その伝え方を、どうやったらもっとわかりやすく、より多くの方に届けられるかが、ビジョンを達成できるかどうかへつながります。
以上がオブロスコーヒーの考えです。
noteを書きながら思ったのは、朝お店を開けるのは、ビジョンに少しだけ近づける良い方法でもあるという再確認でした。
基本的にコーヒーしかない、浅煎りしかない、ブレンドはやらない、など一見するとコーヒーショップとしてのセオリーからは外れますが、この指針があるからこそブレずにやれているのかなと感じています。
そしてオブロスコーヒーとして大事なのは、指針に添う前に"自分たちが本当に好きなものだけを選ぶ"という信念もあります。
これについては誤解が生まれやすいのですが、好きなものと同じくらい、”好きなものを続けるための努力や責任を持ち続ける”ということでもあります。
好きなもののために必要な苦しさや責任をクリアできるからこそ、好きなことと向き合えると思っています。
僕たちのゴール(ビジョン)は、良いコーヒーが当たり前に日常にあって、馴染んでいる状態です。
そのためには、やっぱり朝の時間がより必要であると実感できました。
3つの指針の中で、きっと変わるのはビジョンです。
良いコーヒーが当たり前に日常にあって、馴染めたとき、それは新しいゴール(ビジョン)が生まれて、よりオブロスの魅力が増したと思っていただけるよう頑張りたいと思います。
長くなってしまいましたが、次の記事ではいよいよ求人のアナウンスをさせていただきます。
求人に関しては、ここまでの記事を読んでいただいた証として”有料”で配信させていただきます。
長文を読んでくださりありがとうございます。荻野
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?