OBROSがやりたいことのために必要なこと
街のためにオブロスがやってみたいこと、行き着いたのは、朝お店を開けることでした。
朝コーヒーブレイクする時間をオブロスが提供することで、頑張れるスイッチになったり、「当たり前に良いコーヒー」が日常に馴染んで行けたらいいなと思っています。
前回の記事は主に、街の人達への目線で書きましたが、朝オープンすることについては、実はそれだけではありません。
もう一つの目線は、コーヒーの源である日本から遠く離れた生産者への意識もありました。
3月に兄弟でグアテマラとエルサルバドルという国へ産地訪問をしました。
その模様はTypica Labという今回のファームビジットを主催していただいた中に残っているのでもし良ければご覧ください。
noteでもまた機会を見つけて深掘りたいと思います。
そこで直面したのは、生産者が収穫した量に対して、僕達が購入できる量が圧倒的に少ないという現実でした。
目の前に良質なコーヒーが沢山あるのに、僕達はその中からお裾分け程度しか買うことができない、伝えたいコーヒーがもっとあるのに僕達の届ける力が弱くて、申し訳ないなという気持ちでした。
正直、生産地に行くまでは、今のお店のやり方や規模感がちょうど良いと思っていたし、拡大していこうという意識よりかは、着実に身の丈にあった成長をしていければ十分だと思っていました。
もう少し意識を上げて、コーヒーが好きな方だけではなくて、今後コーヒーが好きになってくれるかもしれない方へ届けることができるなら、今までよりも少しは多く生産者から買わせていただけるのかな。
良いコーヒーをもっと届けたいと思わせてくれる今回の産地訪問でした。
前記事の続きが長くなってしまいましたが、ここからが今回のテーマです。
朝お店を開けるには、様々な課題をクリアしなければならないという問題です。
1.持続可能か?
一過性のイベントのような形であれば、先日やったような無償での振る舞いも良いかもしれません。
ですが、毎日出来るわけではありません。
やりたいこととはいえ、事業として成り立ち、継続できなければなりません。
そして街の人にとっても、長い期間やっていなければ日常として定着しないですよね。
ですから、とにかく長い期間お店を開け続けられるような工夫が必要です。
2.毎日これる値段設定か?
これも大事ですよね。
おそらく日本人にとって朝コーヒーの最もスタンダードは、コンビニコーヒーの100円でしょう。もしくは、大手チェーンのコーヒーショップだと300円前後くらい。
そこを起点に、あとは僕達が努力できて、お店を続けていける価格のバランスを見る必要があります。
3.価格を下げても品質は維持できるか?
これは、オブロスとして1番大事なことです。
価格を落とすことは容易でも、質を下げないのはとても難しいことです。
価格を超えるコーヒー体験を届けることが僕達の仕事なので品質はそのままに、だけどは敷居(価格)は下げる方法を見つけなければなりません。
4.誰がカウンターに立つか?
ここはとても悩みましたが、ありがたいことに今兄弟は忙しい日々を送っているので、これ以上カウンターに立つ時間を増やすことは難しい。
そこで新しいパートナーを迎える必要を感じていました。
ですが、これに関してはタイミング(ご縁)があったり、お店を同じ気持ちで創ってくれる人を見つけること、そして僕達が柔軟さを持ちつつも信念は変わることなく居ることも大事です。
そしてオブロスで働いていただくからには、ちゃんとバリスタとして生計を立てられる”チャンス”を与えたいとも感じています。
だいぶ長くなってしまいましたが、上記のような課題を感じた上でオブロスとしてこのような形ならできるかもしれないという結論に至りました。
これなら今までの課題をクリアできそうです。
まずバリスタを募集する前に、オブロスが大事にしていることを次の記事でご案内してみようと思います。
もし募集を考えていなくても、ご興味があればぜひお付き合いくださいね!
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