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ナンパ師の鴨達が重いネギを背負って生きている、ある悲しいスポット『ナンパテク0.0』

夏目漱石の書いた著書に、

『吾輩は猫である。名はまだない』で始まる小説がある。

ちなみに吾輩は人間であるが、ナンパ経験はまだない。

された経験も、中学生の時に駅前の道を歩いていたら、

同じ中学生の知らない女の子に声をかけられた事が一度あるだけだ。

なにはともあれ、名前もない猫が主人公になれるんだから、

私もナンパについて語っても良いのではないだろうか?

だめと言っても今から語らせてもらう。

さて、ナンパはたいてい繁華街で行われる。ここまではいいだろうか?

『花火大会で…』とツッコミを入れる読者の心の声は打ち上げ花火のように今は散らしておいてほしい。

では改めて、大抵のナンパは繁華街で行われる。

しかし、ナンパを繁華街で行わなければならないか?と言われればそうではないだろう。

別にトイレでナンパしたって、お墓でナンパしたっていいわけである。

いやお墓はまだしも、女子トイレでナンパしていたらしょっぴかれてしまうので駄目だろうか。

きっと、排泄物と一緒に水に流しては貰えないのだから、

婦警さんをナンパしたい人以外に考えるべきナンパスポットではないと思う。

……とにかく、繁華街でナンパをするというステレオタイプを守る必要性は特にないのだ。

では、だいぶ遅くなったが、本題に入らせていただこうと思う。

とりあえず、先程ネットの無料ナンパ指南に書かれている情報に、

過去に読んだ情報を付加し、

ナンパで狙うべき人の特徴を軽くまとめてここに書きだした。

・ゆっくり歩いている。

・暇そうにしている。

・隙がある

・一人でいる

・キョロキョロしている

今調べた結果と過去のそういった資料の記憶に、

大きな変化はなく、大体この様な特徴の相手を不自然にならないように狙うべきであると記されている。

私が、ある日ある場所を訪れた際に周りを見渡すと、

そのある場所には、いわゆるナンパで狙うべき特徴に当てはまる人々が、

たくさんいることに気づいてしまったのだ。

その場所とはなんと、

……

……

……

『病院』である。

皆さんも思い出してほしい。

病院の待合室に忙しく歩く人はいるか?隙のない人がいるか?団体で賑やかなパリピはいるか?自信に満ちた表情の人はいるか?

ほとんどいないのだ。

きっと、優しい声をかけたらふらっとする人が多くいるのであろう。

病院がナンパスポットとして優秀かはわからない。

だが、ナンパ師の狙いやすい特徴を示す人達が揃っているのは間違いない。

あえてこの事実に対し、

私は感想を言わずnoteの初記事を書き終えようと思う。

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