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2022J1リーグ第23節 ピースマッチ

 本日はサンフレッチェ広島のマッチデイ。日本代表の活動があったために中断していたJリーグの再開である。約2週間ぶりの今節は、FC東京を相手にホーム エディオンスタジアムで19時キックオフだ。そしてこの試合はピースマッチでもある。

 ピースマッチとは広島から世界に向けて平和を発信すると位置づけられた試合であり、8月6日前後のホームゲームをピースマッチとし、サッカーを通じて、戦争の脅威に恐れることなく平和に生活できること、その中でスポーツが出来る平和に感謝しながらそれを世界へと発信している。

 広島でピースマッチということであれば”8月6日”、”原爆”、というワードが必ず意識される。無論、二度と核兵器が使用されることがない世界を願っている。しかし広島県民、出身者やゆかりのある者でないと”8月6日”や”原爆”というワードはやはり身近になく認知度が驚くほど低い。なので年一回のピースマッチに原爆を意識しても何となくぐらいしか伝わらないだろう。それならば”8月6日”や”原爆”などのワードよりもっと身近に感じられる、戦争の脅威に恐れることなく平和に生活できること、その中でスポーツが出来る平和に感謝する。ということがメインになるべきだろう。

 先日まで行われていたE-1選手権で、日本代表に選出された橋本拳人選手はロシアのFCロストフに在籍していたが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け急遽FIFAがレギュレーションを制定、それにより外国籍選手が所属クラブの合意なく一時的に契約を停止できるようになり帰国。ヴィッセル神戸へ加入し、現在はスペイン2部のウエスカに移籍した。この橋本選手の一連の動きは、まさに戦争の脅威に恐れることなく平和にスポーツが出来ることの重要性を身近に感じられるニュースであろう。

 もちろんサッカー以外の他競技にしても、私たちがスポーツを楽しむことが出来るのはやはり平和であるからで、この平和の状態を保ち続けないとスポーツに熱狂する日常は無い、もちろんやる側も観る側もだ。そんな側面からでも平和について考えるきっかけになればピースマッチの開催意義はあると言えよう。

 さあ、本日も楽しみにしているサンフレッチェ広島のゲームを楽しもうではないか。

ODA SYCLE
小田


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