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映画三昧イコライザーTHEFINAL

先日映画館で観たのだが、
早くもU-NEXTで配信されていたのでもう一回観た。

今回はイコライザーTHE FINAL
デンゼル・ワシントン主演の3作目だ。

イコライザー1も2もスゴく面白かったけど、
今回もとても良かったと思う。


あらすじは、元CIAトップ工作員で殺しのプロのロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)。

舞台はイタリアのシチリア島のとある田舎町。
個人的にシチリアの風景がとても美しくて好きだ。
銃撃で瀕死のところを町医者に助けられ、傷を癒やしながら
美しい街、海、平穏な毎日にそろそろ引退をと決意する。

しかし、悪事に巻き込まれた街の人たちを放ってはおけない。
彼は再びその殺しのスキルを使って悪者達に裁きを下す。

普段は温厚で紳士的な男だが、
一転「仕事」をする時は無慈悲で冷酷で残忍だ。

彼の瞳は漆黒で暗く深い闇のようだ。
相手が死に絶えるまで黒い瞳でじっと
その様子を見つめる姿は死神のようだ。

あの瞳は、そう!サメに似ていると思う。

真っ黒でどこを見ているか分からなくてそれでいて何も見逃さず
一瞬で殺傷するところが似ていると勝手に思う。

シリーズはどれから観ても内容は完結しているので大丈夫だが、
出来れば最初から順番に観た方が、
より主人公ロバート・マッコールが背負いながら生き続ける意味
のようなものを感じることが出来ると思う。

秘密工作員の主な任務が「暗殺」とか「事故」に見せかける工作とか
そういう仕事で、この映画も人を殺すシーンがザクザク出てくる。

銃やナイフは使わず身近にあるもので武器を作る。
血しぶきも飛ぶし、手足や首がもげたりする。

なのでそういうのが苦手な人や子供さんは視聴の際十分注意してほしい。

                         
**参考までに**
イコライザー1


イコライザー2


主人公のロバート・マッコールの人物像とは

ロバートはひとりでひっそりと暮らしている。
自分のルーティンに忠実で毎日同じように過ごすのが彼の流儀だ。

元CIAの凄腕エージェントであり暗殺のプロフェッショナルだ。
だが妻の死後、彼はCIAを引退する。

「亡くなった妻との約束」は明確にされては居ないがおそらく
もう誰も殺さないこと、困っている人を助けること、ではないかと思う。

まだ年若い歌手を夢見る娼婦。
ホームセンターの仕事仲間達。
絵を描くことが好きな黒人の少年。
生き別れた姉を一枚の絵から探す高齢の老人。

ロバートが気に掛けるのはいつも自分の身近に居る存在であり、
理不尽な仕打ちや、弱者ゆえに悪事に手を染めざるを得ない人を
助けようとする。

そしてロバートは正義感が強く、不正や汚職、不当な権力、
マフィアなどには容赦しないのだ。

1作目イコライザー劇中で彼はCIAの仕事仲間だった女性スーザン
に会いに行く。敵の情報を得るためでもあるが、
スーザンは「許可をもらいに来たのよ」と言った。

そう、ロバートは亡き妻との約束の葛藤があったのだろう。
そのことを見抜いた妻の友人でもあった彼女に「思うように行きなさい」
と言われ、自分のやり方で裁きを下すことを決意ずるのだ。

工作員だったロバートはいつも武器を所持していない。
銃やナイフを使わず、
その場にあるものを利用し確実に死に至らしめるのだ。

どこを傷つければ死ぬのかを熟知していた。
その方法は残忍で容赦なく躊躇せずに急所をつく。
そして相手が確実に死に至るまで、真っ黒な瞳で見続ける。

もとCIAエージェントのロバートは存在を抹消されている。
だから、1カ所に長く留まることもできない。
そうやって転々としながらその存在の痕跡を残さないように暮らしている。

イコライザー1の最後に彼が手にしていた
本のタイトルは「見えない人間」だった。

そうやって彼はこれからも生き続けなければならないのだ。

贖罪のために、
亡き妻との約束のために。


今日も読んでいただいた方ありがとうございました。

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