《令和5年9月27日(水)》

柔軟な発想が必要…とよく言われます。それは当然のことであると認識しながらも、年を重ねて経験を積めば積むほど、一つの見方に固執してしまいがちですね。これが正しい、これでないと駄目だ…という思いは、その人間の失敗や試行錯誤の経験から作られていきます。ですから、頭が固いとか、意地っぱりだとか、一方的に非難するべきものではないでしょう。ただ時代の流れと共に価値観が変わることも多いものです。パナソニックの創業者、松下幸之助は次のように言っています。

｢何事もゆきづまれば、まず、自分のものの見方を変えることである。
案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである｣

世の中には、いつの時代も変わらぬ価値観と、常に変わっていく価値観とが混在しています。過去に行き詰まった時に切り抜けた解決策は、その当時の状況下で、本人の体力と精神力が一番合致した解決策であったのだと思います。しかし、時代背景も変わり、自分の年齢も上がり、同じ解決策が通用しなくなっていることも当然考えられます。それでも、一つの方策に固執して袋小路に入るのではなく、ものの見方も多種多様であることを理解して、柔軟な思考を忘れないようにしたいものですね。

今日も読んでくれてありがとう！今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように！