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幸運の鍵 第1099話

《令和6年4月17日(水)》

人生においては、結局お金が一番大切だと考えている人が結構いるのではないでしょうか?幸せとはお金ではない…と言われますし、それは真理であると思っていますが、それでもお金が全く無ければ、衣食住に問題が起きて、生きていくこと自体が大変になりますね。そのため、お金第一主義者は、やっぱりお金が一番大切だと考えるのだと思います。それはある意味当然の考え方だとは思いますが、問題は心自体が金銭欲、物欲に支配されることなのだと思うのです。ノーベル文学賞を受賞したアイルランドの劇作家、バーナード•ショーは次のように言っています。

「二十代の頃より10倍金持ちになったという六十代の人間を見つけることは簡単だ。
だが、そのうちのだれもが10倍幸せになったとは言わないはずだ」

お金とは生きるための手段であり、お金自体が生きる目的ではないということを、しっかりと押さえておく必要があるのだと思います。生きていくために、あるいは子供を育てるために必死で働いてお金を稼ぐことは、とても尊い行いです。しかし、お金で何でも手に入れ、贅沢を追求するようになると、次第に拝金主義に変貌していく危険性をはらんでいるのだと思うのです。

本当のお金持ちは贅沢を排除します。元経団連会長の土光敏夫は、家庭では奥様と一緒に、焼き魚一切れに一汁一菜の夕食を召し上がっていたと言われます。贅沢を排し自らを律する中で、物欲金銭欲から一線を画し、精神的な幸せを追求する心の持ち様を大切にしたいものです。この世で磨いた精神はあの世に持って行けますが、お金や物は決して持って行くことはできないのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!