見出し画像

幸運の鍵 第1096話

《令和6年4月14日(日)》

人間は弱い生き物です。自分を自制することが中々できません。人生の中では、飛ぶ鳥を落とす勢いの時期があるものですが、それは周囲の人達の庇護や協力の賜物であることを忘れ、自分の能力が高いと思い上がってしまうものです。そして、その傲慢さ故に大失敗を犯して、どん底に落とされたりもするものです。そして反省し、謙虚さを身に付けることでまた陽の目を見ることができるのです。ロシアの小説家、イワン•ツルゲーネフは次のように言っています。

「人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。
でないと人間はすぐに思いあがる」

人生では不幸なこともたくさん経験します。貧乏になって食べることに苦労することもあります。また大病を患い、生死の境を彷徨うこともあるものです。それはとても辛いことですが、一つ一つの事象には必ず大切な意味が隠されているものです。それがいわゆる「気付き」です。不幸を経験することで人の痛みを知り、人を労る心を持つことができます。貧乏を経験することで、より厳しい環境の中にいる人を気遣うことができるのです。また病を患うことで、不摂生な生活を止め、自らを自制することを覚えます。一見不幸だと見える事象も、実は大切な学びの機会なのです。それを悟ることによって、幸せは幸運と共に必ず訪れてくれるはずです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!