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幸運の鍵 第1100話

《令和6年4月18日(木)》

皆さんは「自由」についてどう捉えているでしょうか。自分の思ったことを思う通りにできる自由…。それはとても尊いことですね。完璧に全てが可能とは言いませんが、例えば大学に入って勉強したいのであれば、経済的に苦しくても、奨学金を利用したり、大学の二部に進学したり、いろいろな方法によって大学で学ぶことができます。しかし、経済的に苦しいことが不平等で受験勉強できる環境に無いから、無試験で入学させるべきだ…等という理屈は、自由の範疇外のわがままとしか思われませんね。苦しい環境は努力して乗り越えるから(責任)、好きな勉強をさせてほしい(自由)…という、責任の伴う自由が真の自由だと思うのです。ノーベル文学賞を受賞したアイルランドの劇作家、バーナード·ショーは次のように言っています。

「自由とは責任を意味する。
だから、たいていの人間は自由を恐れる」

学校でも会社でも国家でも、ルールを守って初めて自由な行動ができるものです。逆に言うと、ルールを守る責任を持てる者だけが自由を享受できるのです。バーナード・ショー(1856~1950)の時代は、まさに自由より義務が重視される時代…。そのため、「自由を恐れる」という言葉が出てくるのだと思いますが、現代では責任を持たないのも自由だという極端な発想が出てきていないでしょうか。国家転覆を狙う過激派の活動も思想の自由だと言うのであれば、会社の就業規則を無視して働かない行為も、制服や授業を拒否する学生のわがままも自由ということになってしまいます。公共の福祉に反しない範囲で国民の自由は保証されています。自由と義務(責任)は表裏一体のものであり、それを拒否するのであれば、権利を唱える資格は既に無いと言わざるを得ないでしょう。自由とわがままは180度違う概念なのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!