《令和6年3月26日(火)》

人生ではたくさんの変化に直面します。そしてそれを拒否する人もいます。特に年輩になればなるほど、一般的に変化に適応できない人が多くなるものです。しかしそれは仕方ありませんね。年輩の方は、たくさんの紆余曲折を乗り越えて生きてきた、経験の塊そのものだからです。そこで得た確信だからこそ、多少のことでは微動だにしない信念が醸成されるのでしょう。それでも生きていくためには、変化に適応する力が必要になります。古代中国の思想家、老子は次のように言っています。

｢人生とは、その時々に自然に変化し、移りゆくものだ。
変化に抵抗してはならない。
それは悲しみを招くだけである｣

変化に適応する力がないと、生涯幸せで居続けることは困難になるものです。それは、自分の蓄積してきた信念からみると、想定外なことが世の中にはたくさん起こり得るからです。変えてはいけない基本がある一方、変化に適応する柔軟性もまた人生には必要なのだと思うのです。時間の推移によって老いていく自分の姿に、失望することがあるかもしれません。あるいは時代の要請する常識が変わることに、抵抗感があるかもしれません。しかし抵抗しても何も変わるものでもなく、失望感が残るだけ…。静かに順応していくこともまた、人生には必要なことだと思うのです。

今日も読んでくれてありがとう！今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように！