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【目印を見つけるノート】950. ウラヌスとガイアがまた出会った夜

ああ小説、一区切りで1万字を超えてしまいました。ふたつに分けないと😅
今日は『オデュッセイア』もあるのでした。こちらは短くいきます。

ニュースを見ていて、ふっと、
「まるでパンドラの箱が開いてしまった後のようだ」と思いました。

正確にいうとパンドラの「箱」ではなくて、甕だそうです。原典の『労働と日々』(ヘシオドスだったっけ)を読んでいないので、聞きかじりです。
いずれにしても、パンドラが蓋を開けると、閉じ込めた災いや疫病がもわもわっと人間の世界に流れ出していき、慌てて蓋を閉じると、そこには希望が残ったというお話です。ご存じの方も多いのかと思います。
それを描いた絵を。

『ラファエル前派』と呼ばれる、19世紀のイギリスで花開いた芸術家のグループがありました。その一人、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの『パンドラ』という絵です。
ウォーターハウスの絵は女性の髪の質感や表情、装束、背景の濃い陰影もたまらなく美しい😆まるまる好きなのです。

説明にもありますが、
かの全能の神ゼウスが最初に創った人間の女性がパンドラです。一方で神々はすでにいる人間の男性たちに災いをもたらすようなものを、あれやこれやと甕に詰め込みました。何か不満があったのでしょう。
火の神プロメテウスが人間に火を教えたことに激怒したゼウスはーー報復なのでしょうかーー甕を人間のところに送ります。プロメテウスは甕を開けないように忠告しますが、それを人の妻となったパンドラが開けてしまうのですね。
大雑把ですみません。

この話の流れを見ると、パンドラは初めから蓋を開ける役割をさせられていたようにも思います。アダムとイブのお話もですが、女性はそのような役割になるようですね。

ただ、女性がもともと悪ということにはならないのではないかと思います。甕を用意したのも、人間に送ったのも神です。

戦争を起こしたりするのは誰でしょう。第四次中東戦争やフォークランド紛争を指揮した国家元首は女性でしたが、ごく珍しい例かと思います。その逆を出そうとしたら……膨大で書けるものではありません。女性が被害を受ける例もこれまた膨大で……書けるものではありません。

ですので、起源の話にも時々🤔考えたりするのです。

見えませんが、天王星がいたと思われます😅

天王星は改革や変化の星だと言われます。
昨日は肉眼では無理だったものの、テレビでは月と天王星が重なるのを見ることができました。
次に皆既月食と天王星食が同日に起こるのは2235年6月2日だそうですが、月食中の惑星食を日本で見ることができる次の機会は、2344年7月26日の土星食のときだそうです。土星の公転周期は29.5年、天王星の公転周期が84年であることを思うと、昨晩がいかに稀有な機会だったことかと感動しています。

天王星はウラヌスで、これもギリシア神話由来です。天、宇宙を司る神ですが、ウラヌスの妻はガイアです。
ガイアなのですか😊
大地の女神。

願わくは昨日の、ウラヌスとガイアの消失と再会が、甕から流れ出たものを消し去って、残っていたものが解放されますように。

話が大きくなりました✨
あれ、短くならなかったなあ。
これからまた書きます。

「月に代わってお仕置きよ」と言ってみたい😆

Marvin Gaye『What's Happening Brother』

このアルバムのタイトル曲は超有名ですが、続くこの曲は内容的にも続きのようです。ご自身の弟さんに呼びかけるような歌詞ですが、甕からこぼれでたものの見本のようでもあります。
今、アメリカでは選挙中ですが、この曲が表現していることを地球のレベルでもう一度聴き返すべきときなのかもしれません。

それでは、お読み下さってありがとうございます。
さて、引き続き書きますか。

尾方佐羽

P.S Brother, keep it right with love.
I keep it with mine.

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