けさ５時頃、新月になりましたね。
５月１日で、新しい心地がしています。
きのうはしゃかりきでnoteを書きましたので、今日はゆるりとした内容で。

金曜日は「せっかく原宿に来たのだから」と代々木公園から明治神宮に足を伸ばしてみました。
参拝するのは本当に久しぶりです。高校のときに友だちと初詣に行って以来ではないかしら。ニュースでよく映されていますが、かのお社の初詣は日本でも有数の人出です。景色を見ながらゆっくり……というものではありませんでした。
ですので、実質初めてといっていいでしょう。
代々木公園を抜けて行きました。

境内に入ったら、匂いが変わりました。どのような匂いかというとーー桜の葉に似ていたかな🤔🌿
断定はできませんが、よく感じる緑の匂いとは少し違うように思いました。木々が本当に立派ですね。

沢に出会います。

さわですから、沢は大好きです😊
参道から本殿の写真はあまり撮らなかったのですが、本殿の両脇にある木（ご神木）が圧巻です。
両脇とも楠だそうですが、向かって左側には二本の楠があって夫婦楠といわれています。

離れると一本にしか見えません。

向かって右側は一本ですが、枝をよく伸ばしていて美しいと思います。

さて、参拝のときに興味深いことがありました。私が手を合わせていると、後から来た二人連れの方が私の横に来て、私にドン！とぶつかりました。初詣と違って、とても空いていましたので、びっくりしました。見ると関西方面のことばの、高齢のお母さんと中年の息子さんでした。ぶつかったのはお母さんですね。
「まあ、ぶつかることもあるか」と、また手を合わせると、息子さんが「無事に帰れますように」とお祈りするのが聞こえました。

参拝が終わって、私は『明治神宮御苑』にも立ち寄ってみようと思いました。

入って少し進んでいくと、ばったり、先ほどのお母さんと息子さんに出くわしました。
私はゆっくり回っていましたが、お二人は急いでいたのでしょう。私は入るところで、お二人は出るところでした。
ぶつかったお母さんがせっかちに、「出口どっち？」と聞かれたので、「北口はそちらです」と答えるとダッシュするがごとく去っていかれました。迷われていたようです。

私はまた歩きだしましたが、ふと、息子さんのご祈願を叶える小さな小さな一助になったのかもしれないと思いました。
それならよかったです。

この御苑はとても素敵な場所でした。東京の、原宿の一画にこのような空間があることを知って驚きました。少し郊外に出れば普通に広がっている里山の風景なのですが、とても美しいと思いました。

奥の方にあずまやがあって、雨宿りをしました。カバンにクッキーがありましたので、もぐもぐ。

ほとんど人が通らない。誰もいない。鳥の啼く声を録音したり、まるで自分だけの空間でした。とにかく芯からのびのびする心持ちがしたのです。

それから、その先にある湧水、『清正井』（きよまさのいど）に行きました。いっときパワースポットと言われて人がたくさん来たようですね。ここでも最初はひとりきりで、のんびり湧いてくる水を見ていたのですが、続く人にハッと気づくとその場を去りました。

雨だから人が少なかったと思うのですが、それほど強くはなかったですし、返ってよかったと思いました。

ナショナルトラストではないですが、このような空間が保たれて、ふらりと行ける場所にあることはとてもありがたいと思うのでした。

今日はこの曲を。
John Denver『Annie's Song』

こちらは愛する女性のことを歌ったのだと思われますが、風景も愛すべき美しいものだと思います。
願わくはこれぐらい愛されてみたいですが😊
風景には愛されたような気がしています。

それでは、お読み下さってありがとうございます。
素敵な休日を、安全にお過ごしください。

尾方佐羽

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