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【目印を見つけるノート】498. 亀より遅いかもしれないけれど

どうか、お気をつけて。

穏やかな雨ならばいいのに。
またもやの引用ですが、雨の詩でいちばん印象強く残っているものを。

 雨
     ロバート・クリーリー

一晩中、ざわめきがまた、
もどってきていた。そして、
また、静かな雨が
ひっきりなしに降っている。

ぼく自身にとって、私とは何だ?
想いださなければならない
私とは、どんなときも
強調される私とは?

私という、けっして
気楽なものではなく、むしろ厄介なものが、
降ってくる雨のせいで、
ぼくにとって、
何か、他の、何かになる。

このようなものでなく、もっと他の、何か。
そんなに固執すべきでない、何かーー
私という究極の不安のなかに
ぼくは、閉じ込められるべきなのか。

愛は、きみがぼくを愛するなら、
ぼくのかたわらに横たわる
愛は、ぼくにとって、
脱けだすことであれ。

疲労から、
愚昧さから、
脱けだすことであれ。

無関心への惑溺から、
脱けだすことであれ。

うるおされることであれ、
雨のように、
穏やかな幸福に。

ロバート・クリーリー『雨』
出典『詩は友人を数える方法』長田弘(講談社)

↓こちらで引用しています。内容があまり変わっていないですね。大雨😢

【目印を見つけるノート】112. 雨とほんの少しだけ20世紀のアメリカ文化

112!
これぐらい前になると、いつ書いたかさっぱり覚えていません。noteの検索機能は幅広く拾っているので、頻出ワードだとヒット件数が多すぎてすぐ断念します。今回は「クリーリー」ですぐ出てきたのでよかったです。

本にしようかなあ。
出版社にいたからなあ。本を作るノウハウだけはあるなあ。
それなら、六左衛門が先だなあ。

けさ、夢を見ました。
ニューヨークに行っている夢。
何か知人(現実では知らない人)にご飯をおごってもらったりして、
本屋さんに行くのです。
本がとにかくたくさんあって、すごいタイトルが何気に並んでいて、ぎっちり。フランスの小説の英訳本かな、手頃な本を2冊取ってまだキョロキョロしていると、一画にアフリカのアクセサリーが売っていて、へえと言って見ていました。

願望かな、今日は図書館には難があるので書きつつも読もうかな。

起き出してインスタを見たら、いきなり三蔵稲荷さんが目に入りました。タイムラインにポンと出ていて。このような、ちょっと素敵な偶然が私は大好きです。

三蔵稲荷さんを勧請した当人、六左衛門の番外編は3節めを書いています。あとオデュッセイアと見直しも控えているのですが、ぼちぼちと。それは今年の課題。
来年書こうと思うものの資料探しもぼちぼちとしています。今度のお給料で買う本も決まりました。

ぼちぼちだなあ。
本当に亀より遅いかもしれません。

SNSまわりでは、小説書きさんがいろいろ創作論や方法論を書かれていて、それをときどき何気に見てはいるのですが、結局お話を書いていくしかないし、締め切りを守る(大事)しかないのかなって。前より上手に面白いお話を書かないとなって、そんな感じなのです。
何時代とかどこの国とかも区切りを付けていません。

とにかく、書いて直して書いていくだけです。
そうでないと、
いきなりね、自分の建てたお稲荷さんを見せてくれる登場人物に申し訳がたたないようにも思います。

あと、こちらに今目を通していますが、面白いです。

このご時世で県境越えになる講演会は参加しませんでしたが、冊子は読んでいます。面白いですね。今は室町時代以降の三浦氏のところを読んでいます。中国地方に移った鎌倉の有名人といえば、熊谷氏とか毛利氏(大江氏の末裔)をパッと思い浮かべますが、三浦氏もそうだったのですね。ふむふむ。

ゆっくりですが、研鑽を積んでいきます。

亀より遅いといえば、この曲の歌詞ですね。
SION『後ろに歩くように俺はできていない』

あ、何かほっとした。
すごくほっとしました。
完全に自分のために引用した気がします😅

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 おう。





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