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【目印を見つけるノート】231. 大切な鍵を探す旅のような

きのう突発的にキース・リチャーズのことを書きました😁

最近、彼の以前のソロ・プロジェクトの音源がレコード(7inchシングル)で発売されていたりしますので、サブリミナル効果でしょうか……キースもびっくりしちゃいますね(しないしない絶対しない気づかない🙅)。

と思ったらその直後、またGoogleさまがご親切にニュースを教えてくださいました。

キース・リチャーズ 「Key To The Highway」の新規制作リリックビデオ公開
http://amass.jp/141468/

その曲も何かのご縁ですので紹介します。ブルースです❤️
『Key To The Highway』

このような時期にストーンズやポール・マッカートニーの話題が見られると、なぜかとてもホッとします。他のミュージシャンもそうですが、「俺(私)は元気だよ~」と言われているようで。

「じかに知っている」からは180°違いますが、音楽でつながっていると感じられるからかもしれません。

マニアックに詳しくはないです😜


⚫なぜか書けないこと🤔

きのうお名前を出したもうおひとかた。

森博嗣さんの先月刊行の小説『馬鹿と嘘の弓』の感想文を書こうと思ったのですけれどーーいや、その前のシリーズもですがーーなぜか書けないのです。読み始めた頃はガンガン書いていたのですけれど、はまればはまるほど書けなくなる。そして、ポンととんでもない自分の考えが出てきたりもするのです。でも、もうそれは感想ではなくなっています。

Amazonの方で評を読んでニヤニヤするばかりで、さて、どうしようと。

この小説は新しいシリーズの第一作ですか。

探偵事務所の二人の女性の調査対象になる不可解な青年と、続いて起こる事件のお話なのですが、人間の希薄さと濃厚さをジャムのように煮詰めています。

視点をどこに合わせるかによって、人物の印象もずいぶん変わります。特に青年の考えを読み手がどう受け止めるかで、評価も変わるでしょう。

ほら、書けば曖昧になる~。
曖昧にするために書いている気分になります。

紹介文を書く目的ならば、すぐにできるかもしれません。ネタバレにならない程度のあらすじを述べて、登場人物の簡単な背景を説明する。印象的なセリフから、小説の空気感を引いてくる。まとめの一言を書く。昔、16文字×39行の枠で書評を書いていたときはだいたい、その方法でした。

それはこの本の鍵ではないように思います。

私はこの本にさまざまなイメージを見ました。
その中で、引用にガルシア・マルケスの『エレンディラ』を使っていること、青年の考え方にも、探偵事務所の女性・加部谷恵美(かべやめぐみ、評は誤字が多いような……)の心情にも、固体が気体になるような感じを覚えます。それは、具体的に登場しない人物にもあてはまることです。今後お話が進むにつれ、強まっていくのでしょうか。

それはあえて言葉にするならば、生への懐疑と、ほのかだけれどそこにある希望といえるかもしれません。私の考えです。

結局、具体的には書けませんでした。
また考えるお題をいただきました。
今後がすごく楽しみです。
ありがとうございます。

私は資料として本を読むことが大半なので、このように「考え続ける」ための、あるいは大切な「鍵」を探す旅人の気分になれる本を読めるのをとても幸せに感じています。

有名な詩人、T.S エリオットの詩だけ、思い出したので一部引用したいです。訳が今手元にないので、あとで追加しておきます。数日後かな。

THE HOLLOW MEN(冒頭の一部)

We are the hollow men
We are the stuffed men
Leaning together
Headpiece filled with straw. Alas!
Our dried voices, when
We whisper together
Are quiet and meaningless
As wind in dry grass
Or rats' feet over broken glass
In our dry cellar

引用元
https://nikkidoku.exblog.jp/24675987/

ちなみに、The Smithsの歌詞に『Life is very long when you are lonely』というのがありますが、それはこの詩が鍵ではないかなと私は考えています。どうでしょう、Morrisseyさん。

デレク・ジャーマンの映像、とても、とても懐かしいです😢
THE SMITHS 『The Queen Is Dead』

これは、感想文から逸脱してるなあ😑
それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽
(おがたさわ)

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