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福祉に関わる人を3Kから守るために

こんにちはオギーです。
障がい者福祉に10年携わっています。

福祉はよく3K(きつい・汚い・危険)と言われますが、
私は別の3Kがあると思っています。
それは以下の3つです。

囲い込む
抱え込む
隔絶される

(※隔絶されるはすみません、ちょっとうまくKに当てはめて思いつかことができずChatGPTに助けてもらいました。すごいですねChatGPT)


話戻しますね。
福祉をこれから仕事に選ぶ人にというよりは、
今すでに福祉に関わっている人に向けたものです。

そして自分自身に忘れないようにと言う戒めを込めて書いています。

1.囲い込む

福祉はその時間に1つのサービスしか使うことができません。そして1ヶ月あたりに使える日数や時間というものが決まっています。

そのため必然的に、その時間に利用者さんに関わる事業所は1つとなります。
そして安定して通いたいという思いと、安定した利用してもらえるのは施設としてもありがたいので、中心に通う事業所が固定されていきます。


2.抱え込む

事業所やそこで働くスタッフは課題を1事業所だけで解決しようとしがちです。

また相手が人である以上、相手と人間関係を築くことになります。
自分の時間を人に合わせて流れていくことは知らず知らずのうちにストレスになりがちです。
蓄積されていく重みに耐えきれなくなってしまうことも多いです。

3.隔絶される

囲い込んで抱え込むと、何が起こるかというと閉鎖的な空間が生まれることになります。

よくわからないしきたりとでも言えるような支援がまかり通るようになってしまう可能性もあります。

3Kから身を守るために

福祉に関わる人を3Kから守る方法は外部と関わりを持つことです。

ただのつながりではなく、この人たちの前では自分の支援に、誇りを持っていたいと思えるようなつながりです。
ビットコインのブロックチェーンのようにお互いを証明し合うような関係です。
(今わかりにくいことをさらにわかりにくく言うということをしています)


例えば『言うこと聞かない時は部屋に閉じ込めたりしてるよ』なんて
信頼している外部のコミュニティでは口が裂けても言えないし、そんなこと言う人がいたら『それはおかしいよ』って言えますよね。
即通報の事例でわかりにくいですが、この支援はおかしいよなって気付くきっかけがもらえるつながりが必要です。

でも囲い込んで、抱え込んで隔絶された空間だと、そんなアホみたいな支援が突然村の掟みたいに寄り合いで決まって実施される可能性があると思ってます。
そんなところで『おかしいよ』と声を上げるともしかしたら村八分にされてしまうかもしれません。

それぐらい福祉は閉じやすく、安定のためと言って変な方向に進みやすいと思っています。

だから信頼できる関係やコミュニティを外部に作りましょう。
同じ悩みや経験を積み重ねていく仲間を中だけではなく外に作りましょう。

外の人と会うと熱意をもらえる

会社内の人だけで集まるとどうしても目の前の問題や課題解決のことばかり考えたり、愚痴で終わってしまいがちです。
外でのつながりはもっと大きい福祉の話になるので、一歩引いて福祉と向き合えたり、熱意をもらえたりします。

もちろん中での人間関係を良くして、強いチームを作ることは大切です。

でも福祉を続けていくための火や熱意をもらえる場所は外にあると思っています。

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