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No.584 小黒恵子氏の記事-4 (この人)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回は、1994年に神奈川新聞に記載された「この人」の記事のご紹介です。

この人  小黒恵子さん
  
子供たちにどんな歌を伝えていきますか
「かもめの水平さん ならんだ水平さん」—。
だれもが一度は口ずさむ童謡の数々。そんな童謡を大切に伝えようと、川崎市高津区諏訪の自宅の一部を改装した小黒恵子童謡記念館を三年前にオープンした。小黒さんの作品や、日本全国から寄贈された約三百枚の童謡レコードが展示される記念館にはピアニストが常駐。訪れた人が懐かしの曲を歌えるなど好評を得ている。
「童謡は地味な活動ですが、よい歌を作ろうと頑張っている方がたくさんいる。これからも昔の歌と新しい歌と、両方を大切していきたい」と、自身五百曲を超す童謡詞を書いてきた小黒さん。
「最近の子供たちはリズムのある曲じゃないと駄目。私自身、いつも新しい曲をと考えている」という。そして「子供たちの情操教育として、生き物や自然にたいする小さな愛を芽生えさせることができる。子供のころに覚えた歌はずっと忘れないから」というのが、今も昔も変わらない童謡の魅力。
取材で訪れたアフリカでは密猟者の実態に言葉を失った。記念館の入館料は世界自然保護基金に寄付されている。地球に生きる幸せ、自然と生物への愛を。童謡記念館には、小黒さんのそんな願いが込められている。
                     (和城 信行記者)

小黒恵子童謡記念館館長
詩人。川崎市高津区生まれ。赤い靴児童文化賞審査員なども務める。「犬2匹、猫、キュウカンチョウの5人家族」。65歳

神奈川新聞 平成6年(1994年)8月19日

現在は、川崎市に遺贈され、リニューアルしてオープンしています。色々とイベントも行っていますので、当館ホームページでご確認ください。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  次回も、1994年に新聞に紹介された小黒恵子氏の紹介記事を、ご紹介します。(S)

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