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No.624 小黒恵子氏の記事-44 (詩謡春秋 トントンの歌を作る)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回は、機関誌「詩謡春秋」の中の記事と「会員消息」をご紹介いたします。

小黒、小林名付け親コンビでトントンの歌を作る

 東京上野動物園で生まれた赤ちゃんパンダの名前を公募したところ全国から二七五、〇七五通寄せられ、名前の数は二一、五五八種類にもなった。その第一次選考委員会が十一月二十日、上野精養軒で開催されたが、当日の座長は小林亜星さん。女優黒柳徹子さん、漫画家根本進さん、歌手イルカさん、中国の尹鐘雲さんら八人の選考委員会のなかに、詩人連盟の小黒恵子さんも居て、十五種類の名前にしぼった。この中から十二月一日「トントン」が決定したのである。
小黒さんは早速「こんにちはトントン」を作詩、小林亜星さんがメロディーをつけて、一月十二日ビクターでレコーディング。歌手は大和田りつ子さんと長男の幼稚園児一樹ちゃん。三月一日発売される。パンダの赤ちゃんの歌は各レコード会社の競作となるが、名付け親コンビの作品と話題を呼んでいる。
一月十日には東京都広報番組「あなたの東京」に出演。この詩を朗読、放映された。
一月十三日にはTBSテレビ「朝のホットライン」、またフジテレビ「おはようナイスディ」にも出演。インタビューに答えて、トントンの歌が出来るまでの内輪話などをした。
  
会員消息  小黒恵子氏

 一月九日、熱海市ニューアカオにて「文化人新春の語らい」に、池田満寿夫、佐藤陽子夫妻と共に出席。種々歓談したが、これは熱海関係の各新聞に放道された。

1987年(昭和62年)2月25日発行 詩謡春秋68

現在は、川崎市に遺贈され、リニューアルしてオープンしています。色々とイベントも行っていますので、当館ホームページでご確認ください。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  次回は、「こんにちはトントン」の詩をご紹介します。(S)

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