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キャリアを成功に導く「錯覚資産」とは?

錯覚資産とは、自分にとって都合のいい「周囲の思い込み」を言います。

例えば
「○○大学出身なら、その人は頭が良いだろう」
「○○会社勤務なら、信頼できそうだ」
などです。

なぜ錯覚資産が成功に導くのでしょうか?


錯覚資産の根底には「ハロー効果」が働いている!?


ハロー効果は、一部の特徴的な印象に引きずられ、他の評価も影響を受ける心理現象のことを指します。錯覚資産が築かれる根底にはこの心理現象が働いています。

つまり、錯覚資産は一種の「ハッタリ」に近いものとも言えそうです。

錯覚資産が仕事の成功に寄与する事例は多岐にわたります。例えば、TOEICの高スコアを持つ人は、スピーキングが苦手でも「英語が得意そうだ」との印象を周囲に持たれます。特に英語が苦手な人が多い職場では、このような印象がより強調され、将来的には海外赴任などのチャンスを得ることができるかもしれません。

つまり、錯覚資産を形成できれば、チャンスを手に入れる確率が高まるのです。そして、これらのチャンスを活かして実績を築ければ、それは実態の伴う資産となり、次なるチャンスを引き寄せることにつながります。このような好循環に入れば、成功の道がより明確になります。


錯覚資産は良いことばかりではない。意外な落とし穴がある?


ただし、錯覚資産を形成する際には注意が必要です。特に注意が必要なのは「逆ハロー効果」による悪影響です。

ハロー効果は、良い方向だけでなく、逆の方向にも働く可能性があります。例えば、一度信用を失うと、信用を取り戻すのに時間がかかるものです。

例えば、転職先の会社で「〇〇会社出身」という肩書を使って錯覚資産を形成しようとしたものの、一度重大な失敗したとしましょう。

「あの人は有名な〇〇会社に勤めていたのに、こんな程度なのか。前職で何か問題があったのかもしれない」こう思われるかもしれません。

時間が経てばその失敗の記憶も風化されるところも、その印象が影響してその失敗が長らく引きずられ、結果的に昇進に悪影響を及ぼすことがあるかもしれません。

このように、錯覚資産の場合は逆ハロー効果が負のサイクルを生むことがあります。こうならないためにも、自身の強みが活かせない環境で、無理に錯覚資産を形成しようとしないことが大切でしょう。

錯覚資産を実績に転換するためには、適切な環境を見つけ、チャンスを活かし、実績を積み重ねることが重要です。そして、この実績を次なるチャンスに繋げることで、成功への道が開けるでしょう。

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