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マイナスの自己肯定感


自己肯定感というのは自信とは別物と考えてます。

自信は経験と結果で、踏み出した一歩や
挑戦したこと、いつもと違う行動を積み重ねることでついていくもので、

自己肯定感とはもうすでに今の環境、
今の自分、自分の持っているもの
いいとこも足りないところもそれでいいと満足できる心という認識です

自己肯定感のない人は
なんに対しても飢えを感じています
それはプライド、愛、知識、人の目や
地位など。。
とにかくまわりから自分を満たすものかき集めようとものすごい努力をするのです。。


愛着の不安型の人はその飢えを元に
子どものように相手にすがりつき、

回避の人は管理して支配しようとする印象ですかね。。

支配する側とされる側の構図が出来上がります。


自己肯定感の根っこは幼少期どれだけ
親に認められたかで変わってきます。

親の都合に合わせていい子にしてきたかではなくて、どれだけ自分の意見を尊重されたかという安心感で育つものなので。

不安の人に多いのが親の過干渉で
親の思う通りにならないと罰を与えられる時もある環境で

回避の人に多いのが過保護。
自分のやるべきことや気持ちを
親が先手を打ってなんでもやってしまう
親の手柄が自分の手柄のような。。その逆もあったり。。

まぁ全てがこの型に綺麗にはまっているというよりも大体の型の中で複雑に混ざり合っているのですがそれを言葉にするのは難しいので
大体のイメージですけど。。


育児放棄という形でネグレクトという言葉がありますが、
それとは真逆の育児でも過剰な支配で
人の心は大きく曲がってしまいます。

親の意思を優先して親の命ずるままに生きてる人たち。
親の決めたルールや躾、干渉に従ってきた人。。

大抵その親は真面目で義務感が強くて
『いい子になって欲しい子育て』をしていて
共感や尊重よりも
〇〇するべき、正しい行い、のような思考に囚われている親で
親子の関わりで言ったら十分過ぎるほどべったりなのですが。。
ともに過ごす時間の質という面でみると
ルールや親の基準に子どもを従わせてしまっているので
子ども個人の意見や尊厳を尊重できない傾向にあり、
ネグレクトや育児放棄とは真逆ですが
子どもの気持ちを無視した状態なので
ネグレクトと同等、もしくはそれ以上の影響を大人になるにつれて残してしまいます。。

しかも。。過干渉や過保護というのは
良かれと思って親のレールを引いているので
親も自分の子育てに自信を持っていたり
子どももお世話してくれて良い親だという認識をしている場合が多く、

自分の満たされない気持ちや
続かない人間関係
生きづらさの根本に気がつくのが遅くなってしまったり、そのまま抱えながら生きて心の病気になってしまったりするんだと思います。

子育てを楽しむなら
『いい子に育てる』『立派に育てる』という義務を手放して

『子ども自身が人生を楽しめるようにサポートする』
『子ども自身が自分の人生の中で人付き合いを
自分で構築していくのを見守る』方が
私は心穏やかに過ごせると思っています。
むしろ。。
それが私がしてもらいたかった子育て。。
寄り添ってもらいたかった子育て
自分の親に望んだ子育てです。。


自己肯定感は
育ちの段階がはじまりなんですけど
気づいたところから高めることができるものだと思います。

自分の気持ちに寄り添い、
自分がどう考えてるか知り、
それが相手にとって
いいことでも、良くないことでも
自分の意見として大切にできること。

自分はこんなことができるけど
これはできない。。

いつもはそんなこと言わないし態度に出さないのに、今日は悪い態度をしてしまったかもしれない

自分の中にある、プラスの感情とマイナスの感情。どちらもしっかりと感じてあげることが大事だと思います。

特に回避の人はね?
マイナスの感情をそもそも感じたくないって人がほとんどだと思うんです。
無かったことにしちゃう人。
いい人でいたくて仮面をかぶってしまう人。

なかなか勇気のいることだと思いますが、
あなたの悪いと思っていること。
案外周りの人からみたら理解されることかもしれませんから
自分のマイナスもしっかり感じて
味わってみて欲しいです。

自分の心としっかり向き合えて
自分を大切にできる人が
人を大切にできる人なので、

人間関係を穏やかに長く深く。。
付き合っていけるようになるのでは??と
私は考えています。

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