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カルト教団『アベガー教』に見る、レッテル貼りによる自己洗脳の危険性

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安倍が死んでもアベガー教は死なず

安倍晋三がテロリストに射殺されてだいぶ時間が経ったが、未だにSNSなどでは「アベがあ~~!アベ政治がああ!!!」という意味の分からない憎悪の声が飛び交っている。

安倍晋三という人物はすでにこの世にないのだが、これまで何でもかんでも「アベが~!」で済ませていた連中からすると、いきなり安倍に居なくなられても切り替えが出来ない、目的設定を今さら変えられないということなのだろう。

実にインチキである。

結局のところ、連中は思想信条を上手に言語化できず、ないしは具体的な何をどうしたいというビジョンがなく、ただ都合の良い敵を設定して、それに対して否定的な言動をするだけで、何かした気になっていたということなのだろう。

それしか出来ないからこそ、安倍が居なくても「アベが~~!」は辞められないのである。これを改めるには、安倍晋三以上に都合の良い新しい敵を設定するよりない。

カルト宗教のカミとなった安倍晋三

と、ここで実に不思議なことが巻き起こる。

これまで安倍晋三が憎くて憎くてたまらなかった連中ほど、むしろ安倍晋三にいなくなられても困る訳で。だけど現実として安倍は死んでしまった訳で。

すると何ということでしょう、これまで「アベが~~!」でシェアを確保していた連中は、安倍晋三が亡くなっても「アベ政治」なんて造語をひねり出し、今までと変わらず政治活動を続けているではありませんか。

これは要するに、連中にとって安倍晋三とは「概念としてのアベ」になったということであり、それってつまり日本的な話をすると「安倍晋三を "アベ" というカミサマとした」という結論になってしまう。

言ってみれば、いま最も新しい日本発の新興宗教「アベガー教」が爆誕してしまっているのだ。

この教団の特徴は主神であるアベを崇め奉るというよりは、身代わり地蔵のように困りごとや都合の悪いことを全てアベに背負わせるという関係性になっている。

試しにGoogleやTwitterで「安倍政治」「アベ政治」といったキーワードで検索してみるといい。"それ相応の連中" がいくらでも引っかかる。

中でも大物なのは、共産党や福島瑞穂らだろう。こいつらは国政に関わる立場にもかかわらず、アベガー教の大幹部として、何かあるたびに「アベガーアベガー」とお題目を繰り返している。


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