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CINEMAレポ vol.2「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023年)

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023年/日本)

 ドラマシリーズで人気を博した「岸辺露伴は動かない」の劇場版を鑑賞。(観に行ってからすでに2ヶ月も経っていた…!)
原作の漫画は読んだことがないのですが、ドラマシリーズのファンだったため劇場版も楽しみにしていました。

 タイトル通り、ルーヴル美術館で撮影された今作。美術館でのシーンは美しく、芸術鑑賞しているかのように、うっとりと見惚れるシーンがたくさんありました。美しさと不穏さが共存するシーンの数々には、息を呑むばかり。後半はスピード感を持って駆け抜けていくので気持ちよさもあり、後味が良かったです。

 高橋一生さんの演技って、「この人(役)、本当に存在するんだ…」って思うような説得力をいつも感じるんですが、後半にはそんな説得力がより光るシーンもあって、心を鷲掴みにされました…!

 「岸辺露伴は動かない」の実写版は、ちゃんと”実写”として落とし込んである衣装デザインも好きなところひとつなんですが、劇場版もすごく良かったです。

衣装そのもののかっこよさはもちろんのこと、現在の露伴と青年期露伴の衣装の対比だったり、キャラクターたちの小物使い(泉京香ちゃんはいつも可愛い小物を持ってるし、今回登場する奈々瀬さんはとても素敵な日傘をさしていた…。しかも露伴先生のサングラスは…!!)だったりと、細かいところまで趣向を凝らしてあるので、気付きがあってとても楽しい。

もう観てから2ヶ月も経ってしまってるので、劇場では終映している模様。配信が始まったら、隅々までまた見たい、見てほしい!作品でした。

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