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「恋わずらいのエリー」感想

あらすじ

地味で目立たない高校生活を送る女子高生の市村恵莉子。 唯一の楽しみは、かっこよくて爽やかなオミくんこと近江章を眺めつつ、日々の妄想を“恋わずらいのエリー”の名前でつぶやくこと。 でもある日、オミくんの裏の顔をうっかり知ってしまったうえに、恥ずかしいつぶやきが彼にバレてしまって……。

感想

とにかく原菜乃華ちゃんがすごく可愛かった!!現実あんな感じにド変態妄想している子いたら近づきたくなくなるだろうに菜乃華ちゃんが可愛いからクスッと笑えました(^^)!!現実で自分が市村さんみたいな妄想をSNSに投稿したりしたら本当に友達がいなくなるだろうな(苦笑)

本当に可愛すぎた

でもこの作品が最も訴えたいことって「人と人との出会いが人を成長させる」ってことだと思いました!!この話はあらすじとか見ると近江くんと市村さんがラブラブするだけのお話だと思ったら大間違いです。勿論近江くんがイケメン発言してキュンキュンする部分もいっぱいあったのですが、この作品はそれだけじゃないんです。市村さんも近江くんもそれぞれ恋愛をすることによって、人として沢山成長する所がこの映画の最大の魅力だと思います!!

市村さんはもともとクラスでも透明人間的な存在だったのですが、恋をして体育祭を頑張ることによってクラスの人たちを感動させて、最終的には文化祭の実行委員長(代理)を務めあげてしまうんです!!もともと俗に言う"ぼっち"だった彼女が!!不器用でおっちょこちょいな子が学校をまとめ上げるなんてどれほど大変か。自分は彼女の努力や成長に胸を撃たれ、最後文化祭が成功して同じ学校の人たちに感謝されるシーンで筆者は号泣しました。「市村さん本当にすごいな。」と。恋愛映画でこんなに勘当したの初めてかも。

この映画は市村さんだけでなく近江君も大成長するんです。元々一匹狼で部活の練習も行かなかった彼。誰のことも信頼していなかった。体育祭のテニス大会でも悪口を言われたことにより、逃げてしまう。でも市村さんに出会ったことにより、だんだん本当の自分を知ってほしいと積極的に他者に関わるようになります。そして部活の大会も出場し、最終的に優勝します。一度逃げた部活に出戻ることがどれくらい勇気が必要なことか。逃げるのを辞めて努力し続けることの精神がどれくらいしんどいか。でもだんだんと人として一皮も二皮も剥ける彼をスクリーン上で見て、努力の大切さがひしひしと伝わってきました。

出会いによって成長していく若者を見て、自分も自分の人生を全力で生きてみたいと本気で思えました。この映画は胸キュンを摂取したい人から頑張っている人を見るのが好きな人まで対象は幅広く設定されていると思います!是非「所詮恋愛映画」と揶揄せずに見に行ってみてください。新しい世界がきっと見えると思います。


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