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#68 「褒める」について 2022.3.9

私は褒められることが、ちょっと苦手です。

なぜか?
①ちょっと照れ臭く感じる
②たまに「バカにしてる!?」がある

①については、私個人の感覚なので、まぁヨシ。としますが、②については考えを述べたいと思います。

「褒める」が嫌いな理由

20年くらい前よくいたと記憶してますが、洋服を売っているお店の「むやみに褒めてくる店員」が大嫌いでした。今もいるんですかね?あまりリアル店舗で服を買うことがなくなりましたので。

「あー、いいですね、カッコいいですね!」とか
「あー、なんか、爽やかで、いいですね!」とか

悪いのですが
あまり私としては
センスが良いと感じられない
あなたからは、言われたくない!

と、思っていました。

また、言い方の問題かもしれませんが、

「あー、いいよねー!」とか
「かっこいいじゃん!」とか

自身を上級者だと勘違いしていて
マウントを取ろうとしている感もあり
『あなた、バカにしてますよね?俺のこと』

と、感じてしまうことも度々ありました。

「褒める」にも色々ある

だからと言って、「褒める」がオール✖️だと言うつもりはありません。

「褒める」にも、色々あると思うのです。

私が嫌いな「褒める」は
抽象的で、浅い思考から発せられるもの

私が好きな「褒める」は
具体的で、考えたり、感じたり、の末に発せられるもの

好きな「褒める」の一例を挙げると

「その帽子、浅めな作りが今っぽいですよね。素材がちょっと、変わった感じですけど、何の素材ですか?」とか

「その靴、春っぽい色でいいですね。スウェードって、あったかい感じですけど、一部にだけ使われているのが、またいいですよね」とか

書いてて思いましたが、褒めるために、褒めるのではなく、会話の途中に、サラリと褒める方がいいです。

わが社で推奨される「褒める」について

仕事において、お客さまに対してはもちろん、さらには同僚に対して、「褒める」を強要されることが嫌いです。繰り返しになりますが、「褒める」こと自体が✖️ではなく、褒め方とか、褒める内容が、私の好みとは違っているのです。

金融商品を扱う仕事ですが、「お客さまがお持ちになられている商品を褒めろ!」みたいに言われます。しかし、過去に購入された金融商品自体を褒めることは、なんか変な感じがします。褒めるのであれば、決定された動機とかにフォーカスした方が良いのでは…と思います。

同僚に対しては、ダメなやつに、よくも考えずに褒めたりしたらダメで、その人は、もっとダメになってしまいます。誰でも良いところが一つはあると思うので、その部分をちゃんと見た上で、褒める方が良いと思います。また、本人のためには、ダメなところを、しっかり気づかせてあげる方がもっと重要なのではないでしょうか?

まとめ

何事もにも言えますが、やり方、やるタイミングが大切です。

また、自分の感覚を相手に押し付けるのではなく、相手の立場になって考えることも大切だと思います。

あまり考えずに行動することが良い場合もありますが、相手ありきが前提の「褒める」については、その人の過去、現在、未来をしっかり考えた方が、より良い「褒める」になるような気がします。

今日はどんな「褒める」に出会えるかな??

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