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【関西グルメ考】 #9 〜 関西のうどん🥢新旧食べ比べ編【後編】(2023年6月)

こんにちは♪
道民ながら、関西の食べ物大好きのオジロワシ🦅です

関西グルメについていろいろと書いております😅

第1弾は、
大阪で旨い店を探してみた編
第2弾は
お好み焼き編
第3弾、第4弾は
お好み焼きの歴史編
第5弾は
大阪たこ焼き🐙食べ比べ編
第6弾、第7弾は
たこ焼きの歴史編

よかったら、コチラもお読みください

で、前回に続く関西グルメシリーズの第9弾!
大阪で人気のうどん店2店を紹介します🤤

前半はこちら
 ↓

新旧食べ比べ」と題し、
大阪の最近のうどんと古くからあるうどんを
実際に食べ比べ、味の違いを自分自身で確かめてみようというもの🥢。

前回はキタの「たけうちうどん店」、
今回はミナミの「道頓堀 今井」。

大阪観光の際に
参考にしていただけると幸いです☆


道頓堀 今井 本店


それでは後攻、「道頓堀 今井 本店」を紹介します。

「きつねうどん」880円(※訪問時の価格です)


先日、およそ20年ぶりに大阪に家族旅行で行って来ました♪

昨日食べた「たけうちうどん店」は、旨かったのですが、イメージしていた関西のうどんとはやや違う、讃岐うどん系。

やはり大阪にいるからには、
本場の「きつねうどん」が食べてみたい。
という訳で、本日の夕食は
関西のうどんと言えばこちら、
道頓堀にある「道頓堀 今井 本店」に伺います。


お店は
大阪市中央区道頓堀1-7-22。
道頓堀商店街の中にあります。

USJを満喫した後、JRユニバーサルシティ駅から弁天町へ。
そこで地下鉄に乗り換え、本町駅へ行き、
そこから御堂筋線で、心斎橋駅というルート🚃。

外に出ると、これでもかというほどの人だかり。
大阪はどこへ行っても人であふれかえっています
(;^ω^)。


20時ちょうどに入店。
店内は外の騒ぎとは打って変わって、静寂な空気感に包まれています。

少し待って1階奥のテーブル席へ案内されます。

私は「きつねうどん」880円
娘は「きざみうどん」850円
それと
「野菜のてんぷら」880円
をそれぞれ注文します。
(※訪問当時の価格です)

さて、
こちらの「道頓堀 今井」。
元々は、今から185年も昔
江戸時代の天保9年(1838年)、
道頓堀の中座向かいで創業された芝居茶屋「稲竹」がその前身です。
その後、明治、大正となり、芝居茶屋の需要が低迷したことで
大正5年(1916年)、「稲竹」は「今井楽器店」に業種を変更し、道頓堀ジャズを牽引する人気店となります。

あれ?何だか聞いたことのある話だな…
(;・∀・)?

ネットで調べてみて納得。
3年前に見た、NHKの朝ドラ「おちょやん」に登場した、芝居茶屋「福富」のモデルとなったのが、こちら「今井」さんとのこと。

ということは
「福富」の福助のモデルが、5代目・今井寛三氏で
奥さんのみつえちゃんのモデルが、実際にうどん店を切り盛りしていたマチ子さんという訳か。
なんと。

そういえば「福富」のみつえちゃんも、戦後「岡福」といううどん屋さんを経営していたのですが、それがこの「道頓堀 今井」のことだったんですね。

面白いなあ( ´艸`)

食べ終わった後、どんなお店なのかをできるだけ調べているのですが、こうした意外な発見が、実に楽しいのです♪

終戦直後の昭和21年(1946年)、
焼け野原となった道頓堀で、
「今井」は糊口を凌ぐため、寒天や氷水、 ぜんざい、焼き栗などを販売する食べ物屋として再出発を果たします。
その後「おそばとうどんの店」を創業。
これが「道頓堀 今井 本店」の始まりとなる訳です。


注文から10分ほどで
天ぷらときつねうどん、きざみうどんがやって来ます。

透明なおつゆに、大きな揚げが2枚。
ネギが浮かぶ、シンプルな出で立ち。
麺鉢は美しい多用丼です。

それでは改めて、いただきます♪

まずはおつゆから。
おぉぉ、おいしい
╰(´︶`)╯♡

出汁というのが、こんなに旨いものなのだと、
改めて教えてくれる
そんな味わいです。

この「かけ出汁」は創業間もない昭和24年(1949年)から続く伝統の味。
女将が長い時間をかけて作り上げた絶妙な「今井の味」として今に語り継がれているそう。

この出汁に使われる昆布は、
ずっと北海道の古武井こぶい浜で獲れた真昆布を使用しているとの事。

道南は函館の手前、恵山えさんにある浜で獲れた昆布ですね。

かつて訪れたことがある町ですが、
まさか大阪・道頓堀で食べるうどんと、地元・北海道の昆布がつながっていることに、不思議な縁を感じてしまいます。

「食と文化」
食べ物というヤツは、味だけではない、実に面白い顔を時たま見せてくれたりもします。

続いてうどんをいただくと
これがまたモッチリしていて、実に柔らかい啜り心地な訳でして。
太くて柔らかい。
コシのある讃岐うどんとは、ちょっと違う、
待ち望んでいた、大阪の柔らかいうどん♡。

そして、揚げ。
口に含むと、ジュワっとおつゆが染み出してくる。
そして、甘いお揚げさん。
あぁぁ、幸せ
・'(゚▽゚)'・

野菜の天ぷらが、実に優しい味わい。
旬の野菜は全9品、
ししとう、ショウガ、レンコン、アスパラ、茄子、かぼちゃ、サツマイモ、椎茸、茗荷
といった品揃え。
天つゆの味も絶妙で、サクサクした歯応えで箸が進みます。
旨いなぁ。実に旨い。

あっという間にペロリと完食。
うまかった~(´∀`)

店員さんの神接客が素晴らしい♡

表の騒々しさとは打って変わった静寂で落ち着いた空間。
とはいえ、気取りは感じられず、
落ち着いてゆっくり食事を楽しめます。

昼間の疲れが、一気に癒される
そんな味わいの老舗の「きつねうどん」をしっかりと楽しみました♪
( *´艸`)

旨かった♪ ごちそうさまでした。

■基本情報
道頓堀 今井 本店
・大阪市中央区道頓堀1-7-22
・営業時間:11:30~21:30
・定休日:水曜日
ホームページ


店舗外観


きつねうどん&野菜の天ぷら
きつねうどん
野菜の天ぷら
柔らかくて優しい味わい
ジューシーなお揚げ

(2023年6月16日訪問)


うーん、甲乙つけ難し。
最近主流の新しいうどんと
昔からある人気のうどん
どちらも旨い。旨すぎる💦

古いうどんも新しいうどんも
両方楽しめるのが、大阪の魅力のひとつ💛
ぜひ、大阪のうどんを楽しんでくださいねw

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました
m(_ _)m

※次回は、うどんの出汁についてのお話です

それでは🖐

(次回へつづく)

(2023年8月6日投稿)


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