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IgA腎症との長い道のり #3「小さな希望」

腎臓病の薬を何種類か試しましたが、指がヒリヒリする感じがあったり等、少し副作用があったので、薬を飲まず、定期的な通院で、経過を見ることになりました。
ある日、スーパーに行った時、たまたま、棚に置かれていた雑誌に腎臓病に効果があるという見出しが書かれているのを見つけて、光が差したようでした。その雑誌の中身を見てみると、じゃがいもが腎臓病に効果があるという内容でした。
じゃがいもの芽を取り、たわしで洗って土をきれいに落として、そのまますりおろして、ガーゼでしぼって、生で飲むことでした。
じゃがいもがなぜ腎臓病に効果があるのかというと、じゃがいもはカリウムが多く含まれているので、カリウムが体のナトリウムを腎臓で再吸収されるのを防いで、排出を促すので、体のむくみをとったり、血圧を下げたりする作用があるからみたいです。
しかし、尿量が減少するなど、腎臓の機能が低下している方は、カリウムが体から排出されず、体にたまりやすいので、カリウムが多いじゃがいもは注意が必要です。

私はまだカリウム制限がなかったので、とにかくすぐにでも試したいと思い、次の日から作りました。朝の空腹の時に飲む方が効果があるとのことで、朝ご飯の前にじゃがいもの生しぼりを飲みました。2週間くらい続けていると、朝の手のむくみがとれるようになってきました。手のむくみがとれると、動くとすぐに体が疲れるということが減ってきて、少し無理がきくようになってきました。

体の調子がよくなってくると、制限はあるものの、いろいろやってみたいと思う前向きな気持ちになれました。私にとっては、じゃがいもの生しぼりとの出会いは大きな転機になったように思います。


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