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なんか青春が来そう、そんな予感。

 30代後半の男が何を青いことをと言われるかもしれないが。なんかちょっとした予感があるんです、青い時期が再びやって来そうな気が。でもそれはすぐそこの未来にある感じではなくて、まだもう少し先のような気がしていて。(ちょっとBLUE GIANTに影響されてる説ありますがそれはいったん置いておきましょう。)

 思えば部活などはやっていたものの、いわゆる「青春」を過ごした記憶、もしくは認識がないんですよね。
 なぜなのかと言うと、もちろん自分が主観的にその時期に関わっていなかったからなんですたぶん。
 部活のサッカーには熱中はしていたと思うけれど、中学では公立でしたが東京都大会で比較的あっさり破れ、その時にこっそりチームから離れて泣いてでもちょっとしたやりきった感がありました。
 高校ではこれまた都立でしたが東京都選抜のセレクションで現実を知り(というか自分を見失い)、人生を賭けられるほどの能力でもないなと思い知り。
 大学は実家から通ってたんですが片道2時間のちょっと遠い所にあってキャンパスライフにはほど遠く、移動のほとんどを読書か寝て過ごしていた感じで。
 カフェや単発の引越などいくつかのアルバイトはしていたし、オールなども時にはしていたけれど、どこか冷めている自分が常にいて。

 「アツい」もしくは「アツくなる」ことをダサいと思っていたんですよね。

 だからどんな物事や出来事にも距離を一定に保っていて。感情が揺れることがないように無意識にしていた。本当に無意識に。そんな10代20代だったから、青春なんて程遠かったわけです。

 そんな若者時代を送った30代後半の男が何を思うかというと、「あれ、好きなもの熱中できるものがないぞ」と。本は読んできた方だと思うし、映画もまあまあ観てきた。植物も好きですが、思うに全部「それなり」なんですよね。だからある意味、偏愛とまで言えるような嗜好を持つオタクの人たちに憧れたりします。

 村上春樹は、青春が終わった瞬間をはっきりと感じた、とどこかのエッセイで書いていたような気がします。ともあれ僕は若さとかその年代ではなくて、時間や我を忘れて熱中できるものを持てること(あるいは時期)が青春なんじゃないかと思うんです。

 以前も書いたかもしれないけれど、今はとにかく人生における停滞期だと思います。家族と過ごす時間はとても充実しているけれど、とにかく仕事へのモチベーションがない。凪も凪。とてもじゃないがプロフェッショナルですとは胸を張って言えない状態。課されるタスクをただただこなすという状態。もうトンネルの出口が徹底的に見えない。

 だからこそ、その先に希望を見出したいのかもしれない。だって、人生100年時代とか言われちゃってんですよ? どんなに今が冴えない時期だからってさすがにまだまだまだ萎れる時期じゃないし、いくらかの希望は持っていたいのが人間てもんです。これからいくらか歳をとって今の時期を振り返った時、笑い話として語れていてほしい。なんとか風向きを変えなきゃ、そうは思い続けているんですけどね。にしても、いい加減なんらかの前進はしていたいんだけれど、なかなか難しいものですね。

 まあ、そんなこんなを思うのも、ぜんぶ夏のせいだったりして。
 みなさま、全国津々浦々この暑さです。おからだご自愛ください。(なんだこのまとめ・・・苦笑)

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