見出し画像

採用基準最上位に「ミッションファースト」を置き、社外公開したことによる採用活動の変化

OKANの佐々木です。

今日はOKANの組織作りの過程で生じたことを共有できればと思います。


ミッションファーストという言葉ができるまで

弊社はミッションファースト経営を標榜しています。

採用活動に際してもこれを正しくご理解いただくために、採用基準と称して公開をしています。

その中で、ミッションファーストとは以下のように規定しています。

ミッション・ファースト

意思決定時に何を優先するかを確認します。私たちは、必ずミッション・ステートメントを意思決定時の最優先事項にしています。例えば、自らの地位や立場を守るための意思決定は望みません。

こちらの記事にあるように、私たちは「働くヒトのライフスタイルを豊かにする」というミッション・ステートメントを最上位に置いた経営を行っています。ミッション・ステートメントを実現するために、会社が存在し、事業が存在し、組織が存在するという考え方です。事業を営むための会社ではなく、ミッション・ステートメントを実現するための会社です。そのため、採用活動や社内での評価においても、このミッション・ステートメントに関わる部分は強く重視されています。

文中にもあるように、我々のミッションステートメントは「働く人のライフスタイルを豊かにする」です。このミッションを採用基準策定前からずっと大事にしていました。なお、以前は「ミッション共感」という言葉を使っていました。

しかし、昔は今ほどこの基準が厳格でなかったように感じています。

それもそのはず、「共感」という言葉は非常に定義の難しい、幅のある言葉だからです。「心からその通りだと思っていて、何よりも重要視している」人から、「まぁ、そうじゃない世界よりはそんな世界の方が良いよね、うんうん。」という人までいるわけです。このレベルの差を規定できていなかったのですから、明確にできているようで明確にできていなかったと思うわけです。

そこへきて、「ミッション・ファースト」という比較軸を含んだ言葉になったことで、格段にすり合わせがしやすくなったと感じています。意思決定時の”最優先事項”として判断できるか、ということが確認できるようになりました。お互いのすり合わせが一定しやすくなったことで、1次通過率や、内定承諾率などもとても高まりました。もちろん面談の中でのすり合わせだけでなく、社内でのすり合わせも精度が高まったと感じています。


ミッションファーストの定義の先に何が起こったか

すり合わせができるようになって、採用ミスマッチも激減して仲間が順調に増えました。めでたしめでたし


となっていれば、この記事は世に出なかったと思うのですが、そう簡単に組織作りは運びません。

今度は「ミッションファーストな人」なのか、「ミッションファーストな組織に憧れている人」なのか、を採用段階で見極めなければならないというフェーズに入っています。そしてこれはまだまだ苦労をしています。

少しでもわかりやすくなるかと思い、上記2つの違いを書いてみました。

画像1

もちろん明らかにどちらか、という人の比率は少なく、定量化が難しいグラデーションになっていることが多いですし、ここに書いてあることが絶対正しいというわけではないです。あくまでも感じたことをあえて(乱暴に)まとめてみるとこういうイメージ、というものです。そして、別にどちらが良い悪いという話ではありません。

ミッションファーストなカルチャーを有する組織で働くことによって、最大限パフォーマンスを発揮できる人もいるからです。どちらの人がよりフィット感が高いのか、そしてどちらの人を組織として求めるのかは、もはや組織戦略の話で、優劣ではありません。

ただ、OKANでは明確に「ミッションファーストな人」を求めています

そして、ミッションファーストであるためには、自分なりのミッション実現のための理想像や道筋といったものをおぼろげながらも持っている必要があります。そうでなければ、これから自分たちがしていこうと思っている意思決定がミッションステートメントに沿ったものであるかどうかをスピーディーに自主的に判断することができないからです。

そのすり合わせをするために、自分が面談でお話をするときには、自分なりのそのアプローチと将来のイメージを共有させていただいています。それを受けて、ミッション実現のために自分がどんな役割を果たすのか、それをしたいと思うのは何故なのか、ということをお聞きできると良いなと思っています。


OKANでは全グループで人材を募集しています。ミッションファーストを体現してもらえるレベルでの高い共感を持ってもらえる人は、おいそれとは現れないからです。スキルマッチやポジションマッチではなく、ミッションファーストを徹底してすり合わせするからこそ、なかなかポジションが充足されることはありません。

ということで、弊社のミッションステートメント「働く人のライフスタイルを豊かにする」ことを自分もやっていきたい!!という思いのある方をお待ちしています。

https://www.wantedly.com/companies/okan/projects

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?