岡野聡

ベッド1台、完全予約制の鍼専門治療院やってます。 EBM(Evidence Based…

岡野聡

ベッド1台、完全予約制の鍼専門治療院やってます。 EBM(Evidence Based Medicine 科学的根拠に基づく治療)とPBM(Placebo effect Based Medicine プラセボ効果に基づく治療)の統合治療を実践しています。

マガジン

  • EBMとPBMの統合治療を目指して

    真の統合治療とは?それを如何に実現するか?実現させる為に克服すべき課題は?これらの疑問を解決させ、真の統合治療が当たり前の世界になったとき、その世界はどんな風景か?そういう話をしていきます。

最近の記事

現実と虚構の狭間のコミュニケーション

コロナ禍という非日常が1年以上続いています。真夏でも家の中でもマスクをするのが当たり前、どこかの施設に入るときも出るときもアルコールで手指消毒するのが当たり前、休みの日でも遠くに遊びにいかず、家の中で過ごすのが当たり前、誰かとコミュニケーションをとるのはできる限り直接会わず、電話、メール、SNSなどではかるのが当たり前。 これらの当たり前はコロナ前では当たり前ではなかったものばかり。 たった1年で現実の世界がガラッと変わり、虚構の世界のように変化したように感じてしまう方はきっ

    • 肉離れ、捻挫などの際、アイシングはしたほうがいいのか?しないほうがいいのか?

      先日、ツイッターである研究論文が話題になりました。 その論文とはこちらです。 アイシングは肉離れなどの筋損傷後の再生を遅らせるhttps://research-er.jp/articles/view/98701 『神戸大学大学院保健学研究科の荒川高光准教授、博士後期課程大学院生(当時)川島将人らと、千葉工業大学の川西範明准教授らの研究グループは、遠心性収縮モデルマウスを用いて、筋損傷に対するアイシングが筋再生を遅らせることを明らかにしました。またこの現象に、炎症性マクロフ

      • 4、自然治癒力を最適化させる心のあり方について

        自然治癒力を最適化させる心のあり方とは?

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        • 戦略の階層に「治療」を落とし込んでみた。『治療戦略の階層』

          戦略の階層とは、地政学・戦略学者の奥山真司氏が戦略学者のコリン・グレイ氏と同じく戦略学者のエドワード・ルトワック氏、この二人の戦略学理論のエッセンスを抽出して個人の人生計画に戦略学の理論を落とし込んだ考え方です。 戦略の階層の概要について少しご説明させていただきます。

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        • 4、自然治癒力を最適化させる心のあり方について

        • 戦略の階層に「治療」を落とし込んでみた。『治療戦略の階…

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        記事

          3、自然治癒力を最適化する運動習慣について

          運動はやり過ぎると自然治癒力は低下する

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          3、自然治癒力を最適化する運動習慣について

          2、自然治癒力を最適化する食習慣について

          自然治癒力を最適化させるには食習慣、運動習慣、心のあり方を最適化させることと前回述べさせていただきました。 今回は自然治癒力を最適化させる食習慣について述べさせていただきます。 結論から申し上げると、避けるべき食品を摂るべき食品に取り替えることが最も大切なことです。 どのような食品を避けるべきか? なぜ避けるべきか? どんな食品に取り替えるべきか? 以上3つの質問に答えていきます。

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          2、自然治癒力を最適化する食習慣について

          1、自然治癒力について

          結論から先に述べます。自然治癒力は強過ぎても弱過ぎても良くありません。 ちょうどよく安定している状態が望ましいです。 自然治癒力の最適化のためには、食習慣、運動習慣、心のあり方の3つを整えるのが大切です。 その理由についてこれから述べさせていただきます。 「自然治癒力」という言葉を耳にして皆さんはどのようなイメージを思い描くでしょうか?

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          1、自然治癒力について

          0、鍼灸臨床のジレンマ

          鍼灸、マッサージ、整体、カイロプラクティックなど様々な代替治療と呼ばれる手技療法があります。これらの手技が「なぜ効くのか?」考えたことがある方はおられるでしょうか。私は自身の施術はなぜ効いているのか分からなくなったことがあります。西洋医学では様々な検査をして患者を「診断」し、その「診断」に基づいて治療します。東洋医学では、四診と言って、望診、聞診、問診、切診によって得た情報を総合して「証(しょう)」を立てます。証にはいくつかの種類があり、鍼灸施術の証と漢方薬の処方のための証は

          0、鍼灸臨床のジレンマ

          私の実践する鍼治療

          EBM(Evidence Based Medicine 科学的根拠に基づく治療)とPBM(Placebo effect Based Medicine プラセボ効果に基づく治療)の統合治療を実践しています。 科学的根拠に基づく針治療の効果は、血行不良の改善、筋肉の緊張の緩和、鎮痛です。 その効果を最大限発揮させるためにはプラセボ効果を最大限に発揮させる必要があります。 プラセボ効果によって「身体が楽になった」「コリがほぐれた」「痛みがなくなった」と実感できます。 プラセボ効果は

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