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X(Twitter)をやめた

高校3年生の頃には、すでにTwitterを始めていた。
きっかけは忘れたけど、B'zファンとの交流を目的にアカウントを作った。

Twitter上で知り合った人とライブ終演後に飲みに行ったり、夫婦や親子で親しくさせていただいた人たちもいた。

そのうちB'zファンとの交流はInstagramに移行し、Twitterはオンライン上でゲーム友達を探すためのツールになった。

夫と知り合ったのも、ママ友ができたのもTwitterだ。

短文投稿が好きだし、料理の写真などを載せると反応を貰えたりするのが嬉しかった。人に興味があって、他人の日常を見るのが面白いと感じていたので、暇さえあればよくTwitterのアプリを開いていた。

しかし、TwitterがXに変わってからは、不穏なニュースが目につき、過激な議論がされる場になったように感じる。

連日、知らないだれかの夫や義家族の愚痴、赤ちゃんが亡くなってしまったこと、事故や事件に巻き込まれてしまった話がタイムラインに流れ込んでくる。

だれが何の発言をして、これがダメだとかこうすれば良かったとか、激しい議論が行われる。誹謗中傷も飛び交う。
そこでの議論が社会を変えるきっかけになることも勿論あるだろうが、個人的には、ただ人を攻撃して自分が正しいと思い込みたいように見えた。

私は感情に気分や体調を左右されやすいので、暗い情報を見すぎると気分が落ち込む。持病にもよくない。

かといっていい面もたくさんある。
最近ではママたちの交流や育児の役立つ情報など、私には必要な存在だった。

やめるにやめられない。
そんな時、新しいSNSが流行った。

「ブルースカイ」というTwitterのようなSNSだ。
短文投稿で、画像も載せられる。
昔のTwitterにそっくりだな。と思ったが、どうやら共同創業者が作ったものらしい。

増えたといってもまだユーザーが少なく、流れは穏やかだ。

Xのような「インプレッションが多いほど、課金ユーザーが儲かる」システムがないので、過激な投稿はほとんど見当たらない。

フィードと呼ばれる、指定した関連情報だけを見られるマガジンのようなタイムラインがある。

「買っちゃった」フィードでは、人がつい買ってしまった物の写真を載せていて面白い。
人の趣味は多種多様だ。

「NEWS」フィードは、テレビを持たない私にとって必要な情報源だ。

クリーンな投稿が多い。というか、Xのようなおすすめ表示がないので、私のタイムラインには過激な投稿は回ってこない。

自分の子どもが可愛いとか、食べた物や読んだ本の投稿が多い。
フォロワーの愚痴は、過激でなければ気にならない。人間だれでも、愚痴を言いたくなる時はある。

不穏な投稿が多い人は、よく見ずに早めにブロックしておく。

SNSは、真面目にやりすぎないのがいいと思う。Xをやめて、SNSを見て気分が落ち込んだり、目的もなくダラダラとスマホを見ることが減った。

同じSNSでも、Instagramは見てても嫌な気持ちにはならない。
Instagramは、日常の楽しい瞬間を投稿する人が多いからだろう。

柚木麻子さんの「とりあえずお湯わかせ」に出てきた話で「インスタ映えは揶揄されがちだが、日常に輝く瞬間を見つけたり作り出して、楽しむ人たちは素敵だ」という意見に共感する。

人が感じた楽しかったことや嬉しかったことは、見てて幸せな気持ちになるので、どんどん見たい。

私個人としてのSNSとの付き合い方は、そういったものにしたい。

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