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【30日間連続読書感想投稿チャレンジ】Day1 モモ

30日間連続読書感想投稿チャレンジSTART


読書の秋だぜ!!!!!月に6~12冊くらいのペースで読書をして週1で感想を投稿していたのですが、読んですぐ下書きをするということが定着せず今6月くらいに読んだ本のおぼろげな記憶を呼び覚まして投稿している状態になってきました。ので!ここいらで私以外のどなたも気にしていないであろうが!読書感想の記事を書くペース調整のため読書の秋(秋ももうすぐ終わるので滑り込み)にかこつけて30冊分まとめて更新するぜ!!!というよくわからないテンションで始めます。続くかな?

モモ ミヒャエル・エンデ/大島かおり 岩波書店



というわけで『モモ』を大人になってから初めて読みました。きっかけはドラマ『35歳の少女』です。今は一人暮らしでテレビがないのでPrime Videoでしかドラマを見なくなりましたが、実家にいる頃はそのクールのドラマをほとんどすべて録画し1,2話目を見て気に入ったものだけ見続けるということをしていたのですが、その中に『35歳の少女』がありました。時間と関係するドラマということもあり作中に『モモ』が何度も出てきて、子供のとき読んだけれどもどんな話だったんだっけと思い再読しました。あの分厚い本を持ち歩いたりしてなかった?すご。

子供のころはおそらく悪を成敗する少女の冒険というような感じで読んだんだと思うんですけど、大人になって読むと「全くもう最近の人たちと言ったら資本主義に乗っ取られて大切なものを見失っちまってな?」みたいなメッセージのほうを強く受け取りましたね。

それでまあ話はまあまあそれるんですけど、今日友人と「タイパ」という言葉について話していたんですよね。まあ私は本当にどうでもいいそもそも「コスト」という言葉の意味合いとして「タイム」も含まれているのでは?新たに「タイパ」とか言わんで「コスパ」でよろしくない?というどうでもいいことを言ってただけなんですけど。友人は曲のサビだけ聴くとか解せる?みたいな話をしていたんですけど、一人一人が使える時間は有限だしマジ忙しいし時間を有意義に使いたいという感情は私もわかるんです。でもやっぱりイントロがあってのサビだし、苦境があっての成功談のほうが胸に響くじゃないですか?『モモ』でいったらみんなと関係を築いてそのあとに時間泥棒にあって元に戻ってほしいよ~子供らはみんなめっちゃブルーだぜ!みたいになってだからこそ、みんなの時間を取り戻せたときにめでたしめでたしなわけじゃないですか。タイパも大事だけど過程がなかったら楽しめないだろ!!!なんなんだろうね!!!まったく!!!半ギレ!!!みたいな感じだったんですけど。

でもまあもう私やエンデが古い人間ということもあるわけだよなあとも思いました。私の観測圏内にはいらっしゃらないんだけれども倍速でドラマみるとかそういう時代にもし本当に突入しているんだとしたら「本当に大切なものが何かを思い出させてくれる物語」的なくくりも違うんかなって。そもそも「本当に大切なもの」がかわっただけかもしれないし、モモが時間を取り戻すところだけ読んでもすべての過程を得たのと同じかそれ以上の読後感があるのかもしれないし、作中の登場人物たちも早く人生のすべて終わってしまってほしくて時間泥棒に感謝してるかもしれないし。と色々考えてしまいました。

さて久しぶりに長く書こうとしたら何を言いたいかわからなくなってしまったのでここらへんでやめようかね。自分でも整理しきれていない、読んだものと日常で感じたり話したりしていることがうっすらとつながった感覚が、ああよく覚えられていなくても読んだものが私の一部として吸収されているんだなと感じられてそういうところも読書というものの魅力だなと思います。

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