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創作に役立つオススメ本3選+α

こんにちは! 
今回の記事は、最近読んで「めっちゃ創作に役立つやん…」と思った本を三冊(とちょっと)ご紹介したいと思います! ちょっと駆け足になりますが、お付き合いいただけますと幸いです。


<新版>日本語の作文技術   本多勝一

創作指南本というより、「分かりやすい文章をどう書くのか」について徹底して書いてある本です。
「この文章が微妙に読みにくいけど、どうしてだろう?」と思っていた部分が、この本を読んではっきりと「なぜ分かりにくいのか」がわかりました。

文章ビギナー向けの内容にはなるのですが、正直もっと早くに出会いたかったです…。「実は日本語は苦手だけど、なんとなく雰囲気で書けてた」というフィーリング派のアナタ!!必読ですよ!!創作はもとより、普段の文章も大きく変わります。

プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方 新井一樹

多数の作家・脚本家を輩出している日本随一のシナリオライター養成スクール、シナリオ・センターの創作指南本です。
これがものすごくわかりやすくて、テクニック満載なので、すぐに役に立つ技術がてんこ盛りでした。

私の場合、特にプロット、キャラクターのつくり方や設定のつくり方等もかなり踏み込んだ内容で参考になりました。「ここでひっかかってた…」「ここは苦手で避けがちだった…」というポイントに対してのアドバイスが本当に有用なんです!ありがたい……。

脚本の話なので「良い文章とは」という話ではないのですが、物語を作る上で「構成が苦手」「人物・設定が苦手」という方にはお勧めです。

読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

「うしおととら」や「からくりサーカス」の藤田先生が、漫画家志望のアシスタントくんを指導する…という内容の創作論となります。超絶熱くて、泥臭く、それでいてひたむきな漫画論です。
こちら、小説についてではないのですが、クリエイターが常々ぶち当たりがちな「オリジナリティーとはどこにあるのか?」という問いへのアンサーがすごく得心がいってよかったです。

全体的にアシスタントくんに語り掛ける口語体で進んでいくのですが、藤田先生と編集の武者さんの語りから他者から見たアシスタントくんの葛藤や迷いが読み取れて、読み物としてもおすすめです!

<番外編>キスの先までサクサク書ける! 乙女系ノベル創作講座 (ジュエルブックス)

参考になる方が限られてくるのですが、TLレーベルであるジュエルブックス編集部さんが書いた創作講座もおすすめです。
わりと型に当てはめた書き方を推奨されているので「自由に書きたい」と思う方には向かないかもしれないのですが、こちらもテクニック、ノウハウがてんこ盛りなのでTL書いてみたいな~と思う方はチェックしてみると面白いかもしれません。
「どのようなものを求められているか」という型を知るだけでも、創作のやり方は大きく変わりますもんね。


終わりに

先人たちの創作論は、広大な未開の領域(ともすれば一寸先は闇…)を手探りで進む創作者たちにとっての地図のようなものだと思います。
その地図に従うかどうかは、もちろん各々の創作者自身が決めることですが、自分の最終的なゴールへの道筋やどう歩くかを知っておくのも良いのではないでしょうか。お、いい感じにまとまったぞ!

ということで、良き創作ライフを~~!

おしまい

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