紙幣刷新はチャンス!?

一万円札、五千円札、千円札を約20年ぶりに刷新するというニュースが出ました。

驚きのニュースですね。

肖像画は誰になるか、という話題が盛り上がりますが、ここでは紙幣刷新のメリットとデメリットを考察してみようと思います。

◎メリット

1.ブラックマネー対策

裏金をあぶり出すことに繋がり、脱税防止にもなると思われます。また偽札対策にもなります。

2.経済活性化

タンス預金が動き、お金が回る効果を期待したいというところでしょうか。

実際に市場にお金が回るかどうかは未知数でしょうが、短期的な効果はあるかもしれませんね。

3.キャッシュレス推進

決済インフラ(レジ、ATMなど)を入れ替える際に、キャッシュレス対応を進める企業が一定数出てくるだろうと思います。

お札を作っているという意味でキャッシュレスから逆行しているように見えますが、実はキャッシュレスが進むという理屈です。

4.決済インフラ産業の特需

決済インフラの入れ替えがあるということは、そのシステムや機械を作っている企業は儲かるという話です。

一方でコストを投下している企業があるので、見せかけの経済活性化でしかないと思いますが、GDPは増えます。

●デメリット

1.手間コストがかかる(時間の無駄)

政治家、行政職員、造幣局、決済インフラ産業、日本円を使う人…みんなが何らかの時間を奪われます。

他に優先してやるべきことがあるのではないか…という意見は当然出てくると思います。

2.決済インフラの入れ替えコスト増大

さきほど触れましたが、金融機関や小売・サービス業にとってはコストでしかありません。

ただでさえ厳しいとされる業界がまた苦しみます。



紙幣刷新のメリットとデメリットを挙げてみました。

色々と思うことはありますが、どうせ変えるなら、この機会をチャンスに変えたいですね。

老若男女、多くの人が、お金のことを考える機会になれば良いなと思います。

金融機関や小売・サービス業が、キャッシュレスを推進するチャンスと捉え、取り組んでくれたら良いなと思います。

高額紙幣の廃止や発行枚数の抑制など、色々な観点があると思います。

よく検討して進めてほしいと思います。

期待しています。

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