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修学旅行の夜は今となっても


昨日、そろそろ寝ようかなと扇風機をつけて布団に入った夜12時半。

東京に上京した友人からLINEがきた。


彼女とは大学の入学式に出会い、社会人になり離れ離れになった今でも

ほぼ毎日のように、特に内容のない、どうでもいい話をしている。

学生時代、就活中のなんともいえない将来に不安を抱える日も

彼女といつも気付けばド深夜までLINEのやり取りをしていたおかげで

辛さや苦しみは軽減されていた。

最近は仕事もあるので、会話というよりは文通みたいに時間の空いた会話で

お互い思い出した時や面白い事が見つかった時にLINEするような

感じであった。



昨日のLINEの内容は彼女がとても素敵な人と出会ったという会話。

私はなんだかすごく嬉しくて、「それでそれで?」といつものように質問攻めをする。

話が落ち着いた時に「こういうド深夜に既読がすぐついて、お互い会話し続けるのってなんか久しぶりやなあ」と気付いたら送信していた。

彼女は「ほんまやな。私らなんか青春してるな。」と。


夜遅くになって急に友達と家族や好きな人の話をしたりするこの感じ

修学旅行の時の夜にすごく似ている。

先生が巡回にくるまで、みんなでこそこそとクラスメイトの話やら

恋バナなんかして「もう寝た?」とか聞き合ってドキドキしてたなー


大人になった今でもこんな『修学旅行の夜』を共に過ごせる相手って

とても大切で、私にとっての青春である。

きっと彼女は明日も予定があるし、眠たいはずなのに

「そっちはどうなん?」なんて聞いてくれて

なんだかその何気ない会話、LINE画面の吹き出しがポンポン続く感じが

すごく嬉しくて、幸せだった。


彼女にまた素敵な進展がありますようにと願いながら心地よく眠った三連休最初の夜。

気付けば彼女におやすみと送信していたのは深夜2時半だった。

こういう時間、小さな幸せ。