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普通の定義をぶっ壊せ!アートはロックだった│アートリトリート体験記

こんにちは、おかゆです。
自己理解・他者理解・相互理解を深めるセッションをお届けしています。
ストレングスファインダー、MBTI、音楽やアートなどから多角的に理解を深めている自己理解学者です。
では、今日も始めていきます!

8月24日、今日は
"アートリトリート"という体験をしてきました。
今回はこちらをテーマに語っていきます。大発見の嵐ですよ!

*2023.8.25 公開のスタンドエフエム音源を文字起こし・整形した内容です

音源はこちら!

参加したのは、TWILIGHTさん企画のこちら。



リトリートとは

皆さんリトリートって聞いたこと、ありますでしょうか。

あまりご存知ない方も多いかもしれないので、簡単に説明しますね。

リトリートは、日常から離れて自分を見つめ直す体験、です。

例えば、一人旅で自然が多いところに行ったり
自然だけじゃなく、今回のような美術作品を見つめることによって自分自身の価値観に気づいたりする体験です。

私はライブに行くのもリトリートだと思っていますね。
アーティストのMC、音楽を聞いて自分自身を振り返り
周りを気にせず浸るっていうこの時間、この空間がリトリートですね。

今回は、芸術作品を通じてリトリートする、アートリトリートに初めて参加してきました。

参加したきっかけについては、
私が受けていたコーチングの講座があり、そのコミュニティの方を通じて知りました。

「え、なんだそれ!めっちゃ面白そう!」という出会いでした。

その前にリトリートって言葉自体は知っていたんですよ。
私が今後コーチングや実現していきたいことを整理しているときに
映画を観た後やライブ後にコーチングしたい!と人に話していたら
「それリトリートに近いね」とヒントをもらうことがありました。

それで、"リトリート"へのアンテナが立っていたところ、Twitter(現X)のタイムラインで見つけました。
ああいう瞬間ってとてもワクワクしますね~!

それが今日実現しました。
いやー、ご縁ありがたい。

アートリトリートという体験は大発見だった

とても面白かったです。自己理解が更に深まりました。

伝えたいことがたくさんあるのですが…
自分の癖 というのがよくわかりました。

ここでは、アートリトリートの良さ、開催方法の良さ この2点について深めていきます。

アートリトリートの良さ

アーティストの作った作品を鑑賞するときに、先入観なく、ただ純粋に自分の感性で感じとる。
これがとても良かったです。

今回は作品の横に作者・タイトル・使われた画材・制作年数 などが書かれており、特に個々の文字解説がなく。
一部の作品は音声ガイドあり、というスタイルでした。

この、自分で想像して

この作品ってこういう感じなのかな?

って噛みしめられるのが、とてもいいなと思いました。

横に説明書きがあったら「そういうことなんだな」と先に解釈が生まれてしまう。
それはそれで楽しいと思うんですけど。
答えを知った上で理解するのではなくて、解説なしで作品がドンって置いてあると

「これなんだ?」
「材質は?」
「なにを表現してるんだろう?」

という問いが生まれる。
それを自分がどんな言葉で表現するか、という発見があるんですよ。

ここが醍醐味、と思って。これが私の思う、アートリトリートの良さ。

「これが答えだよ」と"ティーチング"的な、教えではなく
自分で感じ問いが生まれるという"コーチング"的な感じ。


アートリートの運営方法

運営方法も、問いが深まるスタイルでとても良かったです。

今回は運営の方2名、参加者2名の計4名でした。

運営・参加者は個々で40分程度鑑賞(1回目)
→お茶飲める場所に移動、感じたことをシェア
→2回目鑑賞(40分程度)
→最後にまたシェア、クローズ
という流れでした。

美術館って一人で見て終わりでもいいんですけど、
人とシェアして違いを楽しむ というのがとても良かったです。

もう一人の参加者さんと私で、感じていたこと、視点や表現も違っていました。

その参加者の方は"繋がり"をすごく大事にされているのを感じました。
ご自身とこの作品との間の繋がりを通じて自分自身を見つめるような感覚をシェアしてくれて、私にはない感覚・表現がありました。

すごく表現が丁寧で、
雰囲気が柔らかいというか、輝いてる。素敵な参加者さんでした。
自分とオーラが違う!笑

そういう個性をすごく楽しみながら、たくさんの発見がありましたね。

私は何感じたかというと、この美術展のタイトルが気になってまして👇

「"日本現代アートのDNAを探る" というタイトルの、日本のDNAがどこだったか分からなかった」

という感想を投下しました。笑

他の3人の方からは

「DNAの視点で見ていなかった」
「たしかに、DNAどこだったんですかね?」

という声があがりました。

また話が広がるうち

「あの彫刻作品は宇宙と繋がってる感じがあった」

と表現された作品がありました。

私はその言葉から着想をえまして。
確かにその女性の彫刻作品は、顔立ち・体の曲線も西洋的なんだけど、材質は木材で、和を感じました。
西洋と東洋のミックスのような。

それから、""を感じるな、と繋がりました。
"和"や"輪"ですね。調和の和、輪っかの輪。
日本人は"わ"を大事にする文化がある。
じゃあ和・融合というのが、日本のDNAなのかもしれないですね、と。

最初に自分で「わからない」と言っておいて、自分で見つけた感じになりました…笑

それから、冒頭で申し上げた思考の癖、でいくと
私は 言語化するのが好き、というのを改めて強く自覚しました。

周りにも、言語化するの上手いね、と言ってもらうことが多く
今回も「おかゆさんは色んな引き出しから言語化しているのが伝わってきます」と言っていただけました。

今回の例で行くと、
頭蓋骨と鹿が描かれている作品の話で、なぜ鹿?となり
私は、鹿は神の遣いと聞いたことがあるから、"生"を示しているんじゃないかな?と紐づいたんですよね。奈良公園にいる、鹿せんべいとか、修学旅行生のしおりを食べちゃう、あの鹿です。笑

あとは、鹿が12頭描かれているのは、「12」という数字に意味があると感じました。
十二支、十二星座など、東洋・西洋ともに「12」という数字を使っていて、特別な意味がありそう。

こうして、自分が持っている経験や知識と目の前の作品を繋げて

「もしかしたら作者さんはこれを伝えたかったのかもしれない」
「この作品はこういう思いが込められたのかもしれない」

というのを言語化して、一緒の空間で話せた3人にシェアし、理解し合う、というのが楽しかったです。
自分の中にある法則やパータンと、目の前のものの共通点を見つけるのが、好きなんですよね。
これは、抽象化の感覚。

アートとロックの共通点を見つけた

今回の体験でものすごくビビっときたのは
アートとロック の共通点でした。
そのひらめきについても、語っていきますね。

「もの派」という、石・木・金属などを使った作品で表現するアーティストの展示ゾーンがありました。

音声ガイドを聞いていたところ
あるもの派アーティストはインド哲学を深め、木・石・金属などものに対する人間が勝手に作り出したイメージを徹底的に取り払って、その本質を見つめ直した。それをキャンパスや展示空間で再構築した
という解説がありました。

これ、ロックだと思ったんですよね。

"ロック"というのは
周りの反応を恐れず自分でやりたいことをやる
こと。

アートにおいて、ものや油絵、水彩、彫刻など媒介物を通じて自分の世界観を表現するのが、アートもロックだ と思ったんですよね。

また、"人間が勝手に作り出したイメージを取り払って本質を追求して再構築する"というのは、哲学だ と思いました。
知を愛する、考え抜く、ということ。

そして、これらは、私が今やりたいことに繋がりました。

私は自分自身はHSPで、世の中の少数派だと思っていて。
"普通"という言葉を使う環境やルールを強いてくるところにいると、とても辛いです。
誰しも強制されることは好まないと思うんですが、私は、個人同士の"違い"に気付いていない環境が苦手です。

だから"普通"を気にしないでいられる場所を作りたんですよね。
このように感じられてる方は、一定数いると思っています。

私は、自分にとっての"普通"は、才能や強みだと思っています。

普段当たり前のようにやっていることを、周りからプラスの解釈を貰える場所、マイナスの解釈をもらう場所もある。

才能っていうのは、合う環境で開花できるものだと思っています。
私は過去のお仕事で、得意を活かせない かつ 苦手をしなきゃいけない環境で精神的に落ちてしまい全く働けず退職したことがありました。

それから、ストレングスファインダーや自己理解プログラムで自己分析していく中で、気付きがたくさんあって。
自分を活かせる場所も、抑制されてしまう場所もあることに気付けました。
今は個人で活動していて、会社員時代よりもかなり着想が湧き、伸び伸びと過ごしています。

いい環境にいると才能ってめちゃめちゃ活きると思うんですよ。
どんどん楽しくなって、好きなことができていて、才能を活かせてるって思える。
自信もついてくるし、周りにも喜んでもらえて、いい循環が生まれる。

私は誰かの普通を押し付けられるってすごく嫌です。
だから世間一般で出来上がってる"普通"ってやつを自分の中でぶっ壊して、自分にとっていたい環境にいたらいい。
*人を傷つけるとかではなく、ね!

話を戻すと、先ほどの"人間が勝手に作り出したイメージを取り払って本質を追求して再構築する"  といういうことが、とても大事で、自分に共通するところだと思いました。


まとめ│アートに、ロックに行きたい

アートリトリートで、私が作りたい世界観を再認識できたので、とても良かったです。

アートリトリートは…
・日々の忙しさに追われがち
・何か変えたいと思ってて変えられてない
・抽象的なことを考えるのが好き
・人生にモヤモヤを感じてる
・モヤモヤを感じてなくても新しい自分を発見したい

こんな方に、ハマると思います。

そして私は、アートリトリート/ライブリトリート など、開きたいですね。
やりたいことが増えました!

身近なリトリートだったら、アートじゃなくても、漫画・映画・アニメでもいいと思います。
自分一人で考えてると、ぐるぐるしちゃうので、何か媒介物を通じてそこに共感・怒りなどを感じた時に、自分の大事にしていることが見えてきます。

映画だったら、鑑賞後の感想を一緒に見に行った人とシェアするのも、いいと思います。

あ、おすすめはジブリの『君たちはどう生きるか』ですね!

一緒に見に行って、分かったねとか分かんなかったねっていうのを深めると、その人と仲が深まると思います。
私の鑑賞後の感想はこちらです!
ご興味あれば、見てみてください。


では、アートの一日だったということで、今日はこれで終わりたいと思います。
では、またお会いしましょう!
今日もいってらっしゃーい🐧💨

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