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石たちと夏

石 というものは、触れると冷たいものだ。
冬場に大きな石を触るのは、なかなかきびしい.....
冷たすぎて、あまり触ろうと思わない。

一方、夏場は、ひんやりして気持ちがいい。
使ったことはないが、水晶枕...なんていうものもあるようだ。

長い年月の間に大量に集まってしまった石たちを少しずつ手放して、それでもまだ手放せないで手元に残った丸玉、原石たちはまだまだ多い。水晶に関しては、工場で人工結晶が大量に作られる時代だ。削ってしまえば見分けがつかない。そう思うと、何年も前に気に入って手に入れたブラジル産の天然の水晶球たちは、貴重に思えてなかなか手放せない。

夏の水晶は見た目涼しく、とてもいい。手に取って眺めると、石の中に、虹と氷の世界が見える。

ひんやりとしてつるんとした球面を両手で支え、しばらく目を閉じていると、猛暑の気怠さが少しやわらぎ、目も気分もしゃっきりと覚めるような気がする。最近、意識的には触っていなかったが、この夏の良いパートナーになってくれそうだ!

『クリスタルバイブル』(ジュディ・ホール 著 ガイアブックス 発行)という本がある。鉱物の、人の精神・身体・魂に対する効果など詳細に書かれた辞典である。本書によると、クォーツ(水晶)は『免疫系を刺激し、身体のバランスをもたらします』とのこと。

医療費が莫大にかかると言われているアメリカでは、病気に対する西洋医学以外のさまざまな治療法(代替医療)が研究されているそうだ。クリスタルヒーリングもその中のひとつであり、国内でもこのジャンルの本を探せばいろいろ出てくる。ただし、これら著書に記された効果・効能には科学的根拠はなく、著者の直感と改善事例に基づくものであるが、実際に鉱物を触って、気分や体調になにか変化が生じる時、鉱物の癒し効果というのは現実的にある、と感じる。また、実際にホリスティックセラピーとしてのクリスタルヒーリングを学んだこともあるが、確かに体感もあるものだ。

今はヒーリングも願掛けも、特に意図を持って積極的にはやってはいない。ありのままの美しさを、ただ楽しんでいる。いいじゃないか!彼らは今日も机の上で、ぴかぴかと輝いている。


Olivia743@seeker

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